今回は、WORLD CLEANUP DAY 2023としての開催です。

WORLD CLEANUP DAY とは、2008年、北欧の小さな国、エストニアで若者9人が、不法投棄されたごみがあふれた森林をきれいにしようと国じゅうに呼びかけて始まった環境アクションです。

今では、世界190ヶ国2000万人の人達が、同じ日に地球を一斉にキレイにする日として開催されています。

世界同時開催日は2023年9月16日(土)でしたが、プロジェクト保津川では9/17(日)に開催しました。

6月に引き続き、亀岡市篠町の山本浜での開催でした。

山本浜は、亀岡側の保津峡の入口にあり、昔から観光の拠点として利用されてきた場所です。

現在は、すぐ近くにトロッコ亀岡駅があり、また保津川へのこぎ出すラフティングの出発地点として利用されていたりします。

大正時代から昭和の初期にかけては、保津川下りの乗船場として利用されており、たくさんの外国人が老ノ坂を越えてやってきては、保津川観光を楽しんだそうです。

山本浜は、今も昔もたくさんの観光客の方に利用されてきおり、保津川の歴史・文化を育み、親しまれてきた場所なのです。

さて今回も、この場所の環境を守ろうと、たくさんの方が朝から集まってくださいました。

山本浜には、篠町の住宅街から流れ込む川が二つあります。

西川と鵜ノ川です。

鵜ノ川も以前は流出ごみの多い川でしたが、今では蛍飛び交う川となり、住民の方々からも大切にされています。

長靴を履いた参加者のみなさんには、鵜ノ川の河口付近で活動してもらいました。

正面、向こう岸に見えるのは、請田神社の境内です。

もちろん保津川沿いでも活動しています。

岸辺の岩の間に挟まったプラごみを拾いました。

出発前のラフティングのボートが係留されています。

ラフティングボートは、ここから出発しているんですよ!

周辺も含め1時間ほどの活動でした。

回収したごみはプラごみなど土嚢袋15袋、その他タイヤのホイールや工事用バリケードなど粗大ごみが多かったです。

ぱっと見た目あまりごみは無いように見えましたが、活動を始めてみると草の間などからごみが出てきました。

農作業に使われるプラスチック類も多かったです。

今回は、全部で35人の方に参加して頂きました。

保津川クリーン作戦の参加者も、コロナ前と層が変わってきたように思います。

最近は、最近は、お子さま連れの家族も増えてきて、とてもうれしいことです。

参加者の皆さま、ありがとうございました。

参加団体:亀岡キックボクシングジム、花園中学校、ビックスマイル、南丹清掃、日本メンテナスエンジニヤリング、大阪公立大学、日進浄化槽センター、兵庫県庁、環境事業協会、亀岡市役所(順不同)

水辺のごみ見っけ

今回も全国川ごみネットワークが実施している水辺のごみ見っけ!「全国の水辺で、ごみを見つけ、ペットボトル、レジ袋、カップ型飲料容器の個数を数えるごみ調査」を行いました。

ペットボトル43本、レジ袋28枚、カップ型飲料容器3個という結果でした。

他に飲料缶が56本でした。

山本浜は、他の場所よりこういった飲料用プラスチックごみが多い場所です。

支流に住宅街が多いことも一因だと思われます。

こういった容器が、たくさん川に流れてくるという時代は、これまでの努力で過ぎ去っています。

川に投げ捨てるような人はもうほとんどいないと思います。

山本浜周辺で、プラごみを減らしていくには、街の中をきれいにし、側溝に飲料用容器が落ちないように注意することが効果できだと思われます。

10月の保津川クリーン作戦の予定

10月15日(日)に、ふるさと清掃運動会の一環として、篠町の西川で開催予定です。

詳細決まりましたら、またお知らせします。

2023年8月11日(金)、第72回亀岡平和祭保津川市民花火大会のエコステーション活動にボランティアとして参加しました。

総勢100名以上のボランティアが集まり、花火大会をこれまでの古い形の商業活動に留めないエコ活動に取り組みました。

エコステーション活動は、これまでプロジェクト保津川が中心となって行ってきましたが、今年からはついに実行委員会全体での取り組みとなりました。

7年前の亀岡市への提言がようやく実った形です。

まずは、市役所からたくさんのリユース食器や資材を運び出し、リユース食器を屋台に配布したり、会場の準備を整えました。

今回利用したリユース食器は、祇園祭ごみゼロ大作戦で使われているリユース食器をお借りしたものです。

祇園祭ごみゼロ大作戦

花火大会は、今年から全エリアが有料となりましたが、会場には多くの人々が訪れました。

花火が始まると、プロジェクト保津川のっスタッフやボランティアの皆さんが、エコステーションに待機し、観客が捨てるごみの分別やリユース食器の回収を行いました。

全体的に、全席有料化の影響か、観客のマナーが改善され、ポイ捨てごみなども減少したように感じました。

翌朝の保津川市民花火大会クリーン作戦にもプロジェクト保津川として参加しました。

全部で700人超えるボランティアの方が参加して、花火大会の会場を清掃しました。

有料化とリユース食器の導入により、ごみの量は減少しましたが、それでも大量のごみが残されていました。

屋台業者による分別のされていないごみが残されていたり、リユース食器が捨てられていたりと、非協力的なエネルギーがまだまだあるようです。

来年に向けて、実行委員会のメンバーとして、リデュース・リユース・リサイクルについて、商業活動を行う皆さんへの啓発活動を行っていくことが必要だとも感じました。

プロジェクト保津川としては、今後も花火大会でのエコステーションやクリーン作戦を通じて、地域全体での環境保護の重要性を広めること、改善に取り組んでいきたいと思います。

2023/08/10 川と海つながり共創プロジェクト

2023.7.29 こども海ごみ探偵団で、友ヶ島の調査に行きました。

こども海ごみ探偵団は、川と海つながり共創(みんなでつくろう)プロジェクトが主催する亀岡市内の子ども達に海ごみについて知ってもらう機会を提供する環境学習です。

プロジェクト保津川は、構成団体のひとつとしてこのプロジェクトに参加しています。

第1回調査:友ヶ島

海ごみの8割は、内陸地から出ていることがわかっており、海と内陸で実際にごみの調査を行うことで、その実態について学びます。

第1回目の今回は、友ヶ島での調査です。

友ヶ島は、大阪湾と紀伊水道を分ける紀淡海峡に浮かぶ無人島群です。

紀淡海峡を塞ぐ形で島が浮かんでおり、海ごみが漂着しやすい場所となっています。

亀岡市内の小中学生と保護者約20人が参加し、海岸に流れ着いたごみの清掃、調査を行いました。

例年、探偵団で訪れるのは大阪湾側の北垂水海岸です。

いつもは大量のごみが流れ着いています。

2016年時の訪問時の友ヶ島北垂水海岸の様子

しかし、今回はたまたま直前にボランティア清掃があり、大きなごみはほとんどありませんでした。

逆に、太平洋側の幸助松海岸は、いつもよりたくさんのごみでした。

当日の様子については、亀岡市役所のfacebookページの投稿もご覧ください。

第2回目は、内陸部での調査ということで、9月23日(土・祝)に私たちの町を流れる保津川で調査を行います。