2023年5月21(日)、亀岡市篠町を流れる西川にて、篠町自治会の皆さんといっしょに第160回保津川クリーン作戦を行いました。

篠町では、以前より西川の沿いの美化活動に力をいれておられます。

プロジェクト保津川も自治会と連携し、年に数回、西川でクリーン作戦を開催しており、毎回たくさんの方に参加して頂いています。

西川はとてもたいせつな役割を担っています。

支流も含める西川沿いには、篠町、東つつじヶ丘、南つつじヶ丘、西つつじヶ丘があり、約14,000人の方が暮らしています。

西川は、典型的な日本の住宅街を流れる川と言ってよく、血管のように町中に伸びた側溝や水路、支流の川から雨水を集めて、本流へと流す役割を持っています。

都市にとって、こういった川がとても重要なことがわかるでしょう。

町中から雨水を集めるということは、同時に町中にあるごみもいっしょに集めるということになります。

ごみが側溝や水路に落ちていたとしたら、特にプラスチックごみなどは簡単に川へと集まってしまいます。

町中をきれいにすることが川ごみを減らすことにつながるというのがよくわかる話ではないでしょうか。

そして、町中で拾い切れなかったごみを回収する活動が、私たちが毎月行っている保津川クリーン作戦ということになります。

今回も、160人の方に集まって頂きました。

今回も西川沿いにお住いの方を中心にたくさんの方に参加して頂きました。

梅雨を前に、西川の一斉清掃ができました。

川沿いの草むらにひっかかったり、からまったプラスチックごみなどが見られました。

しかし、今は住民の方の環境問題への関心も高く、魚や亀がいたり、鴨が水面を泳ぐ、とてもきれいな川になっています。

今回の活動で、全部で20ℓ土嚢袋18袋のごみが集まりましたが、当初に比べればほんとに少なくなりました。

でも、未だに自転車を川に捨てる人もいるようです・・・

参加団体等:篠町自治会・西川左岸ふれあい会、 日本メンテナス、日本メンテナスエンジニアリング(株)、南丹清掃、日進浄化槽センター、Team DO IT!、プロジェクト保津川

水辺のごみ見っけ

今回も全国川ごみネットワークが実施している水辺のごみ見っけ!「全国の水辺で、ごみを見つけ、ペットボトル、レジ袋、カップ型飲料容器の個数を数えるごみ調査」を行いました。

ペットボトル32本、レジ袋32枚、カップ型飲料容器7個という結果でした。

レジ袋が提供されていないはずの亀岡の川でレジ袋がみつかるのは多少謎ですが、今回もペットボトルを筆頭にまだまだ飲み物の容器が多いですね。

おそらく、側溝や直接西川へのポイ捨てが原因だと思われます。

まだまだ川にごみを捨ててもいいというイメージを持つ人がいるようです。

一番最初の西川清掃を振り返る

2011年1月23日(日)におこなった第37回保津川クリーン作戦(その頃は定例清掃と呼んでいました。)が西川で行った最初の清掃活動でした。

その時も篠町の住民の皆さんといっしょに活動しました。

自転車、タイヤ、バッテリー、家具等の不法投棄、空き缶、ペットボトル、レジ袋、堆肥袋、たくさんのごみが集まったようです。泥の中に埋まっているものも多く大変でした。

回収されたごみの量が半端なかったです。

これを読むと、西川がほんとにきれいになったことがわかります。

6月の保津川クリーン作戦の予定

第161回クリーン作戦を6/18(日)、今回と同じく亀岡市篠町の山本浜で開催予定です。西川も山本浜のすぐそばで保津川へと注いでいます。

詳細後日おしらせします。

以前は、この付近の建物と言えば、旧商工会館のみだったのが、現在は、目の前にサンガスタジアム by KYOCERAやスターバックスの建物が建っています。

付近の開発が進んでいる最中で、1年経つだけでまわりの風景が変わっていっていきます。

2023年と2022年の曽我谷川河口付近

今年中には、この場所の象徴的な建物だった旧商工会館が解体されるそうなので、更に景色が変わっていきそうです。

アユモドキが住む場所で活動すること。

そんな曽我谷川河口付近には、国の天然記念物アユモドキが住む場所です。

プロジェクト保津川では、アユモドキが産卵を始める前のこの時期に毎年、保津川クリーン作戦を行っています。

2023年4月16日(日)、37人の方に集まって頂き、第160回保津川クリーン作戦を行いました。

朝早くから、ありがとうございました。

開始前には、亀岡人と自然ネットワークの仲田さんからアユモドキについてのお話もお聞ききしました。

アユモドキは、亀岡の自然の豊かさの象徴です。

この場所の環境を維持することも私たちの大切な活動の一つです。

参加団体等:南丹清掃、日進浄化槽センター、NPO法人亀岡 人と自然のネットワーク、亀岡ジム、大本、日本メンテナスエンジニヤリング

水辺のごみ見っけ

今回も全国川ごみネットワークが実施している水辺のごみ見っけ!「全国の水辺で、ごみを見つけ、ペットボトル、レジ袋、カップ型飲料容器の個数を数えるごみ調査」を行いました。

ペットボトル67本、レジ袋38枚、カップ型飲料容器16個という結果でした。

ちなみに、去年この場所で行った時は、ペットボトル85個、レジ袋68枚、カップ型飲料容器25個という結果でした。

レジ袋の提供禁止や、コロナ禍なども影響もあり、以前に比べてかなり減ったプラスチック類の川ごみですが、まだまだこうやって川を流れてきています。

この場所では以前から多くの空き缶が回収されるのですが、今回も164本もみつけてしまいました。

アユモドキは、小さな穴に隠れる性質があるので、こういった筒状の入れ物に入り込んでしまいます。

回収には慎重さが必要でした。

その他、今回はプラごみなど20L土囊袋27袋、タイヤなどの粗大ごみも回収できました。

これで、今年のアユモドキの産卵も安心です。

参加者の皆さんの勇姿をご覧ください。

暑くもなく寒くもなく、ちょううど良いこの季節。

前日は雨が降り、開催が危ぶまれましたが、増水することもなく、無事に開催できました。

そして、早朝から、参加者の皆さんといっしょに気持ちよく活動することができました。

GW中も活動します。

今年もGW中、BBQごみ一掃作戦を9日間の日程で行います。毎日午前7時、保津大橋下(左岸)に集合です。※5/5のみ別スケジュール

5月の保津川クリーン作戦

5/21(日)第160回クリーン作戦を亀岡市篠町を流れる西川で開催予定です。

詳細後日おしらせします。

いつも単独開催している保津川クリーン作戦ですが、今回は、川と海つながり共創プロジェクト主催する『保津川の日』の中のプログラムとして行いました。

また、これまで毎年参加してきて、今年で第16回目となる『桂川流域クリーン大作戦』としての開催にもなりました。

『保津川の日』とは?

市や市民団体、企業などでつくる「川と海つながり共創プロジェクト」が、毎年3月の第1日曜日を『保津川の日』と定めて、2014年から始まったイベントです。

皆さんに、改めて保津川やその周辺の自然環境、市街地から保津川へ流れ出した流出ごみなどに目を向けてもらえる日です。

詳しくはこちら。 川と海つながり共創プロジェクト

『桂川流域クリーン大作戦』とは?

「きれいな川はみんなの願い」をスローガンに、同じ日に桂川流域で清掃活動を行う淀川水系一斉アクションの環境イベントです。

河川レンジャーの皆さんが2008年にスタートし、これまで行われてきました。

詳しくはこちら。 桂川流域クリーン大作戦

第158回保津川クリーン作戦の様子

2023年3月5日(日)に開催した今回のクリーン作戦には、全部312人の方が参加してくださいました。

集まった参加者は、保津小橋周辺の辺りから清掃活動を始め、その後保津川かわまちづくりエリア全体に拡散し、広範囲で清掃活動を行いました。

今回は、イベント全体で、燃やすごみ30ℓで85袋、埋め立てごみ35袋、ペットボトル30袋、缶瓶15袋、粗大ごみ300㎏を回収することができました。

早朝からたくさんの皆さんのご参加ありがとうございます。

その他の保津川の日のイベントの様子

今年の保津川の日は、天候にも恵まれ、たくさんの方に参加して頂き、保津川やその周辺の環境に目をむけてもらえるイベントとして、大成功の1日となりました。

当日は、保津川クリーン作戦の他にも様々なイベントが開催されました。

保津川エコラフィング

参加者がラフティングボードに乗り込み保津大橋から山本浜まで、川を下り、川岸の漂着ごみの回収を行いました。

参加者は、こんなにごみが保津川沿いにひっかかっているのかとびっくりされたのではないでしょうか。

保津川凧揚げ大会

日本の凧の会大阪支部の会員による指導を受けながら、プラスチック材料や電気等のエネルギーを使わないエコな遊び、冬の代表的な遊びである「凧あげ」が行いました。

㈱カインズさんに廃材を利用した凧づくりを指導の下、参加者が自ら凧を作りました。

保津川野鳥観察会

日本野鳥の会京都支部の協力の下、保津川沿いでバードウォッチングを行いました。

日常見かける身近な野鳥の名前や生態について詳しく知る機会でした。

保津川の豊かな自然を実感することができたのではないでしょうか。

保津川エコ屋台

リユース食器、カトラリーや持ち帰り用の容器には自然素材のものを使用するなど、ごみを出さない、環境に配慮した屋台が出店されました。

だし巻きや、ホルモンうどん、塩むすびやから揚げなど、ごみを出さなくても商業活動できる先進的な屋台です。