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今年最後、第134回クリーン作戦を亀岡市保津町の愛宕谷川で開催しました。
2020/12/23
令和2年12月20日(日)、京都府亀岡市保津町の愛宕谷川にて、第134回クリーン作戦を開催しました。
愛宕谷川は、保津町内の山から流れはじめ、保津町内を通って、保津川へと流れ出す一町だけを通る地域密着の川です。
街の中を流れる雨水溝は、愛宕谷川に直結しており、街中の環境が川にダイレクトに出る川でもあります。
遠くに見える愛宕山は雪をかぶっており、冷え込む朝でしたが、個人の参加、宗教法人大本、亀岡市役所、京都橘大学、南丹清掃(株)、ふるさと清掃運動会事務局、保津町自治会などの団体参加を含め、全部で35人の方に参加して頂きました。
愛宕谷川は、プロジェクト保津川が当初クリーン作戦を始めた頃に比べ格段ときれいな川になりました。
今回は、20L土囊袋×20袋のプラごみやタイヤ、バッテリー、塩ビパイプ、ホースなどを回収することができました。
早朝よりご参加ありがとうございました。
本年行ったクリーン作戦は、全8回
令和2年、プロジェクト保津川では、第127回から今回の第134回まで、全8回のクリーン作戦開催しました。
うち3月の第128回と、4月の129回は、コロナウイルスの感染拡大防止のためスタッフだけで行いました。
第127回1月19日(日)篠町山本浜
令和2年最初のクリーン作戦でした。
参加者:21人
回収ごみ:20L土嚢袋×18袋、ソファー×1、自動車のドアの内張×4(1台分!)、鉄筋
第128回3月1日(日)保津大橋周辺
当日は、保津川の日と 桂川流域クリーン大作戦の日でしたがコロナウイルスの感染拡大防止のため中止となり、スタッフと有志の皆さんだけ行いました。
参加者:15人
回収ごみ:20L土囊袋×45袋他
第129回4月12日(日)雑水川下中島橋付近
コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となり、スタッフだけで行いました。
参加者:6人
回収ごみ:20L土囊袋×13袋
第130回6月21日(日)篠町山本浜
自粛明け最初のクリーン作戦でした。
参加者:68人!
回収ごみ:20L土囊袋×22袋、そのほかBBQ網
「水辺のごみ見っけ!」調査:ペットボトル×127本、カップ型飲料容器×23個、レジ袋×121枚
第131回7月12日(日)篠町西川
篠町自治会、西川左岸ふれあい会(篠町自治会)の皆さんといっしょに活動しました。
参加者:126人
回収ごみ:20L土囊袋×26袋他
第132回9月21日(日)宇津根橋周辺
エストニアのNGO「Let’s Do It!」が提唱し世界一斉に清掃活動を行う「World Cleanup DAY 2020」に合わせの開催しました。
参加者:55人
回収ごみ:20L土囊袋×38袋、その他にプレコンバッグ、扇風機、バッテリー
「水辺のごみ見っけ!」調査:ペットボトル ×138本、カップ型飲料容器×16本、レジ袋103枚
第133回9月21日(日)篠町西川
篠町自治会の皆さんと、再び西川にて活動しました。
参加者:143人
回収ごみ:20L土囊袋×24袋他
第135回12月20日(日)保津町愛宕谷川
今回開催した今年最後のクリーン作戦です。
参加者:35人
回収ごみ:20L土囊袋×20袋のプラごみやタイヤ、バッテリー、塩ビパイプ、ホースなど
その他、5月のゴールデン・ウィークには、保津大橋周辺で、BBQごみ一掃作戦も行っていました。
令和2年のクリーン作戦全8回で、回収した20L土囊袋数は?
206袋でした。
保津川と、それにつながる海に流出するはずだったごみを土嚢袋206袋分も回収することができました。
たくさんの方のご参加と支援のおかげです。
人にとっては、ただのごみかもしれませんが、自然界に流れ出すと動植物にとっては脅威です。
それが、まわりまわって人にも影響することがわかってきています。
毎回言いますが、川でごみを拾うのはほんとにたいへんです。
捨てないのが一番です。
次に、町中で見かけたら、川に流れ出す前に拾ってください。
来年もクリーン作戦へのご参加よろしくお願いします。
亀岡市内では、来年1月1日からレジ袋の提供が禁止されます。
令和元年年8月20日から亀岡市内で開始されたレジ袋の有料化。
令和2年7月からは、全国的にもレジ袋が有料化されました。
来年の1月1日からは、レジ袋の有料化終了し、亀岡市内では一切のレジ袋の提供が禁止されます。
最近、亀岡市を取り上げる報道を見ると、亀岡市の前に、環境先進都市という冠が付き、環境先進都市亀岡市と紹介されているのを見かけます。
これまでの取り組み、レジ袋の提供禁止が全国的に注目を集めているということだと思います。
人口約9万人の小さな市が時代をリードしています。
クリーン作戦で、ごみとしてレジ袋を拾うことがなくなる日も近いのではないでしょうか。
プロジェクト保津川では、今後もクリーン作戦続けていきます。
しかし、いつの日かクリーン作戦事体必要なくなる日がくればいいとも考えています。
それでは、皆さん来年もよろしくお願いいたします。
第133回クリーン作戦と、まいまい京都「貸切スペシャル保津川下り」を開催しました。
2020/11/10
令和2年10月18日(日)午前中は、亀岡市篠町西川にて第133回クリーン作戦を開催し、午後からは、まいまい京都のツアーとして、「貸切スペシャル保津川下り」を開催しました。
今年2回目の西川でのクリーン作戦
西川にてクリーン作戦を行うのは7月12日に続き、今年2回目です。
今回も亀岡市篠町自治会の皆さんといっしょに活動を行いました。
参加者143人、篠町自治会、市民のほか、詳徳小学校5年生のみなさんと先生方、南丹清掃(株)、JT、宗教法人大本、デザインワークスエンシェント、ジブラルタ生命の皆さんに参加いただきました。
1時間ほどの活動で、20L土嚢袋24袋分を回収することができました。
また、当日、ドキュメンタリー映画「Plastic Love!」の撮影が行われました。
プラごみ問題、日本でたくさん消費される包装プラスチック、またそのプラスチックがもたらす地球環境への影響。循環型社会への模索、世界のプラスチック問題を日本独自の視点から考える映画です。
まいまい京都「貸切スペシャル保津川下り」
まいまい京都は、京都の住民がガイドする、京都のミニツアーです。
プロジェクト保津川でも、年に数回このツアーでガイドを行っています。
「貸切スペシャル保津川下り」も毎年行っており、
- 保津峡の途中で下船できる。
- 名水「保寿泉」を汲み、野点でお茶を楽しむことができる。
- プラごみゼロで開催され、保津峡で、環境問題について考えることができる。
と普段の保津川下りで味わうことのできない特別な体験のできるツアーです。
京都近郊、岐阜県や東京、20代から70代まで全部で14名の方に参加して頂きました。
参加者は保津川下りの船に乗り込み、乗船場を出発、秋の深まりつつある保津峡へ入ります。
保津峡・廻ヶ渕で船を着岸し、渓谷に湧き出る、皇室のお茶会でも愛用された名水「保寿泉」を船頭さんとスタッフが汲みました。
お昼には京懐石・雅の西田浩二さんのお弁当が容易され、トロッコ保津峡駅の鉄橋より保津川を眺めながら昼食を取りました。
今回からお弁当箱が紙容器になり、念願のプラごみゼロでのツアーを開催となりました。
昼食後、保津峡・奥ノ段に着岸。
保津峡を下る一般の保津川下りのお客さんの注目を浴びながら、野点を行いました。
先ほど汲んだ保寿泉を沸かし、抹茶を楽しみます。
茶菓子には、護院八ツ橋のnikinikiが用意されました。今回はコロナ退散を願って、アマビエの、さらにハロウィーンスペシャルバージョンが用意されました。
野点が終わり、参加者の皆さんに保津川の環境保全について考えてもらう時間として、保津峡でのクリーン作戦を行いました。
短い時間でしたが、参加者やスタッフ全員で土嚢袋15袋分のごみを回収しました。
この場所は、保津峡でも後半部分になるので、ペットボトルなどよりも、空き缶など金属類が多いと感じました。
レジ袋お漂着していましたが、その形は残っておらずボロボロとなり、マイクロプラスチック化しているものが多くありました。
「こんな大自然の中でも、こんなにごみがあるものか」と参加者の皆さんも驚かれ、改めてごみや環境について考えることが多かったようです。
その後、再度船に乗船し、嵐山を目指し、ツアーは終了となりました。
参加者の皆さんにとって、いつもと違う保津川を体験し、また普段の生活とは結び付き難い川のごみ問題について体験してらもらうよい機会になったのではないでしょうか。
来年も、また今年同様に秋晴れで気持ちの良い日にツアーを開催できればと考えています。
自然や環境問題をより身近に考えるきっかけになるツアーです。
ぜひ来年参加してみませんか?