2023/02/16

2023年2月11日竹筏を組ました。筏復活プロジェクト

プロジェクト保津川では、亀岡市文化資料館、流域の各団体・事業者のみなさんとともに、筏復活プロジェクトとして、その昔、丹波地方から京都市内への舟運の中心だった筏流しの文化的な復活に取り組んできました。

実は、その昔に保津川を流れていたのは、木材を流す筏流しだけなく、竹も筏として組まれ、流されていたそうです。そうやって、竹筏を組み、亀岡市の保津町から京都市内へと運ばれていました。

京都先端大学を会場に、竹筏を組んでみました。

今回は、関係者や、見学者、遠くは埼玉から起こした方など、総勢30名ほどが集まり、あーでもないこーでもないと作業を行いました。

保津町から運ばれた竹です。太さも均一で、まっすぐに育ったりっぱな竹です。

保津町には、昔から竹屋さんがたくさんありました。

今回は、森川竹材さんが竹の調達から搬入までを担ってくださいました。

森川竹材さんは、代々保津で竹屋さんを営んでこられ、保津から出ていた竹筏の荷主さんでもあったそうです。

早速、竹筏を組んでいきます。

ヒゴ状に加工した竹を使い、竹と竹を合わせて、組み合わせていきます。

この竹と竹を結び合わせるヒゴのことをネソと呼ぶそうです。

ネソにどんな材料が使われるかは、地域によっても違うようです。

細めの竹は、何本かで束を作って、また一つ一つを束を合わせて、竹筏を組んでいきます。

人が乗っても、沈んだり、バラバラにならないように組まなければなりません。

竹と竹を組み合わせて、竹筏が出来上がってきました。

竹筏を川に流し、それを操作し、川を下ります。

竹筏を制御するために、舵を取り付けます。

ちなみに、保津川を流れる竹筏についてわかっていることは少なく、竹の筏組みの手がかりとなっているのは、こちらの写真だけです。

保津川に流れる竹筏

京都府立京都学・歴彩館 デジタルアーカイブより

竹の長さは1本9m(材木の場合は基本的に4m)、2時間ほどの作業で2連の竹筏が組み合がありました。

今回、初めて竹筏を作ってみましたが、まだまだわからないことがありました。

今後も、研究していく必要がありそうです。

尚、この竹筏は夏に保津川に浮かべる予定です。

乞うご期待です。

当日の様子やこれから竹筏に関する予定などは、京筏組のtwitterでも発信しています。フォローよろしくお願いします。

コメントを残す