2020/12/17
令和2年12月13日 京都・嵐山 大堰川に筏が流れました。
プロジェクト保津川では、京都府および亀岡市文化資料館、流域の各団体・事業者のみなさんとともに保津川の筏流しのの復活を通じて流域の文化の再発見や環境保全をめざした取り組みを進めています。
今年も嵯峨嵐山の渡月橋上流にて、筏を組み、筏流しを行いました。
保津川の筏文化や背景については、下記ホームページをご覧ください。
筏を組むまでの事前準備の様子
Day1
筏にするヒノキの皮むき作業です。
Day2
南丹市日吉町の山中にて、筏に使う藤ヅルと樫の木を採取しました。
Day3
翌日の筏流しに向けて、材木が嵐山へ運ばれました。
当日朝の準備と50mの筏が大堰川に流れる様子
いよいよ筏が嵐山にて大堰川に流れます。
高齢者方の中には、大堰川に筏が流れていた様子を覚えておられる方もぎりぎりおられるのではないでしょうか。
見たことない世代には、筏が流れるその光景はどのように映るのでしょうか。
コロナ禍ではありましたが、たくさんの方のご協力を得て、無事に京都・嵐山の大堰川にて、奈良時代からの歴史を持つ筏が流れました。
大堰川での筏の歴史は、京都の繁栄と密接な関係があります。
その歴史のある技術について、2008年に元筏士の方へ聞き取り調査を行いました。
その筏士さん達もすでに皆さん亡くなられています。
この技術を伝承すべく、毎年数回筏を組み、大堰川に筏を流しています。
下記ホームページをご覧いただくと、大堰川での筏文化についてより詳しくしってもらうことができます。
ぜひご覧になってみてください。
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