2019/04/22
愛宕谷川で回収された土のう袋32袋分のゴミはどこからやってきたのか? 第120回保津川クリーン作戦を開催しました。
平成31年4月21日(日)早朝、京都府亀岡市保津町を流れる愛宕谷川にて
第120回保津川クリーン作戦を開催しました。
今朝は120回目の保津川クリーン作戦。今回は19人の方にお集まりいただき、保津川の支流、愛宕谷川をみんなでお掃除しました。全国川ごみネットワークの「水辺のごみみっけ!」に協賛して、私たちもごみの種類も調べながらのごみ拾い。たった140mほど…プロジェクト保津川さんの投稿 2019年4月20日土曜日
ゴミはどこからやってきたのか?
今回は、「水辺のごみみっけ!」に協賛し、ごみの種類も調べました。
レジ袋186、ペットボトル171、カップ40 など、土のう袋32袋分のゴミを回収できました。
河口付近で回収されたゴミの多くは、増水時に保津川が逆流して入ってきたものだと考えられます。
では、それより上流で回収されたゴミはどこからやってきたと思いますか?
人が川に直接ゴミを投げ込む姿なんてなかなか見かけないですよね?
なぜ愛宕谷川にゴミがあったのか?
愛宕谷川周辺地図です。愛宕谷川の両側には住宅街が広がっているのがわかります。
雨水管は、住宅街に張り巡らされている側溝につながっています。
雨が降ると、流入にした水が側溝を流れ、雨水菅から愛宕谷川へと流れ込みます。
おかげで住宅街で水があふれることがありません。
とても便利なシステムです。
この便利なシステムは、雨水と同時に街中にあるいろいろな物を川へと運んでしまいます。
レジ袋やペットボトルなど軽い物などは簡単に流されてしまいます。
愛宕谷川で回収されたゴミの多くは、街中から雨水によって運ばれたゴミの可能性が高いというわけです。
街中がきれい=川もきれい
最近は、川がきれいになってきたと聞きます。それは同時に街中がきれいになっているからだと思います。
それでも、気づかないうちに街中から川へと流入してしまっているのです。
逆算的に、考えると街中を更にきれいにすれば、川も更にきれいになるということです。
それに、川の中でゴミを回収するより、街中で拾った方が効率が良く、楽だとは思いませんか?
捨てないことは更に効率がよく優しい方法ですよね。
これが一番人間らしい方法ではないでしょうか。