2008/10/09

「ふるさと清掃運動会in保津川」が開催されました(後編)

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5日(日)に行われた「ふるさと清掃運動会in保津川」のレポート後編です。

保津大橋上流部の河原のゴミの状況は、こんな感じでした。このエリアだけで軽トラ満載になるゴミを回収、大型ゴミ袋30袋程度のゴミがあったそうです。こ
の場所は保津川の流れがカーブしていて、漂着ゴミが大量にあり、特に空き缶と農業用の畔シートが多かったそうです!先日来の大雨で、稲刈り前の田んぼはじめいろいろなところから流れてきたゴミでしょう。

亀岡市内のスーパーに掲示したポスターをご覧になってお越しいただいたご夫婦がいらしたそうですが、最初はここでバーベキューをした人が放置されたゴミと思われたそうです。一緒に掃除していた、普段は農業を営んでいるスタッフが、こういうゴミは漂着ゴミというものであることを説明して、畦シートについても農家という視点から説明すると、「上流に住んでるけど全然知らなかった。今度から気をつけて支流を見てみます。」と仰っていたそうです。

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さて、本日の清掃の成果です。雨のため時間と場所を縮小して1時間半ほど清掃活動となりましたが、そのとりあえず、第1弾で回収できたゴミの量。軽トラ2台半ほど、これだけで1tを超える量がありました!

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さて、掃除のあとはお楽しみの亀岡の特産品の振る舞いと即売会!スタッフが心をこめて作ったお菓子や特産の黒豆の枝豆、焼き栗、小松菜の蒸しパンなどが温かいお茶とともに振る舞われました!野菜の即売会も、「船頭さんの作ったさつまいも」や黒豆、小松菜、保津の新米「キヌヒカリ」など、盛りだくさん、実は当初の200人という想定で野菜やお米を用意していただいていたのですが、あっという間に完売!

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また、こちらでは焼き芋や焼き栗も振る舞われました。どれもこれも地元産の安全でおいしいものばかりです。私も、本当に焼いた焼き芋(笑)は、ずいぶん久しぶりにいただきましたが、大変美味しかったですよ!ちなみにこの焼き芋と焼き栗に使った炭ともみ殻、炭は保津川の上流の南丹市日吉町で作られたもの、もみ殻も近くの田んぼのものです。何もわざわざ遠くで作ったものを運んで来なくても、私たちのすぐ足もとには、おいしいものがいっぱいあるんですよね!

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今回は「変なゴミを拾ったで賞」という賞をもうけて、記念品をプレゼントしました。たとえばこのゴミは住宅用の建築資材。まだ新品ですが明らかな不法投棄です。

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上の写真のゴミを見つけたのは、宇治から来られた方でした。ちなみに「変なゴミ拾ったで賞」の景品は、来年2月に行われる「ふるさと亀岡検定」のテキスト本と亀岡市文化資料館の「亀岡の生きものたち」という図録です。検定のテキスト本としてももちろんですが、実は亀岡の魅力がたっぷり詰まったガイドブックとしてもよくできた本です。

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さらに今回は、「今日のゴミの量はどれくらい?」という予想クイズを受付時にみなさんにお答えいただきました。昨年は3tのゴミでしたが、今年は時間を短縮したこともあり、閉会式時点では1tのゴミが集まっていました。見事、予想が的中した方には、保津川下りのペア優待券と、嵯峨野トロッコ列車のペア優待券がプレゼントされました!当選された方、おめでとうございます!

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受付会場には、京都学園大学のご協力でミニ水族館が登場!保津川に住む魚たちをご紹介しました。最近では支流域でもブラックバスやブルーギルが増えてきて、特に保津川に生息する国の天然記念物「アユモドキ」は、ふたたび絶滅の危機にひんしているそうです。特に今年は、稚魚がほとんどブラックバスに捕食されてしまったそうで、このままではあと3年ほどで絶滅してしまう危機的状況にあるそうです。そうならないよう、プロジェクト保津川としても、これから生きものの生息環境の保全に向けた取り組みも拡大していきたいと思います。

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さて、閉会式が行われていたころ、下流の清掃を行っていただいていたラフティングチームのみなさんは回収したゴミの引き上げと山本浜のベースへのボートの回航をおこなっていただいていました。今回は裏方に徹して地味な作業ながら精力的に活動していただき、本当にありがとうございました。

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そして閉会式が終わり、ほとんどの方がお帰りになったころ、ラフティングボートで回収されたゴミが本部に運ばれてきました。こちらも軽トラに満載、重いものも多く、これまたたくさんのゴミです。閉会式前に1t半ほどのゴミが既に集まっていましたので、最終的な今日の成果は約2tということで決定です!

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