2016/05/22
保津峡チャリティ大茶会を開催しました!
今日は「まいまい京都」とのコラボ企画、保津峡チャリティ大茶会を開催しました!昨年は前夜の雨による増水で中止、1年ぶりのリベンジです。今回は素晴らしいお天気に恵まれ、新緑と心地よい風の中、賑やかに開催することができました。
朝10時に亀岡の乗船場を出発。先日の大雨で「川止め(運休)」となり、前日に運行を再開した保津川下りでしたが、水位も順調に下がりました。年に数日しかない、という最高のコンディションでの川下りです。暖かい日差しに、水がキラキラと輝いています。
さて、保津峡に入ってしばらく、「廻りヶ淵」に到着して接岸です。ここで今日のお茶会に使う清水を汲みます。昭和の初め、皇室のお茶会でも使われた名水「保寿泉」の水を船頭さんに汲んでいただいて、再出発です。
さて、トロッコ保津峡駅についてお楽しみ第1弾です。京懐石・雅の西田浩二さん特製のお弁当をみなさんと一緒にいただきます。保津川の上にかかる吊り橋の上で、峡谷を渡る風を感じながらのスペシャルなランチタイム!春の保津川での茶会ということで、筍ご飯に鮎の甘露煮など、ぎっしり。
そしてなんとトロッコ列車に出没すると噂の鬼さんと一緒にお昼ご飯をいただく!というサプライズも。最後にみなさん一緒に記念写真、という嬉しいオマケつき。鬼さん、ありがとうございました!
そして再び船に乗って保津川を渡るトロッコ列車の鉄橋のある「奥の段」まで移動します。船を下りて、お茶の準備をする間、みなさんと一緒に河原をお掃除。きれいな河原でお茶会したいですもんね!
先日の大雨の増水の時には、この辺りのごみは逆に流されたのか、パッと見たところごみはあまり目に付きませんでしたが、それでも30分ほどの清掃活動で20L土嚢袋に11袋のごみを回収できました。
ごみの中には、ちょっと懐かしいカセットテープや缶コーヒーのプルタブも。最近、ようやく海ごみ問題が注目されるようになりましたが、こんな風にいつまでもごみが残るということをお話しさせてもらいました。
そしていよいよお茶会。亭主をおつとめいただくのは、守屋實智子さん。裏千家淡交会正会員として、国内外でお茶やお花といった日本の伝統文化を紹介さています。そして亭主を補佐する半東をまいまい京都代表の以倉さんがつとめる、という贅沢で楽しいお茶会!保津峡の絶景を眺めながらいただくお茶は本当に美味しかったですよ。先生も「お水が美味しかったので、一服のお茶のおいしいこと!」と保寿泉の水に感心されていました。
そして今回のお茶席でお出しするお菓子は、聖護院八ツ橋総本店さんにお願いしてnikinikiのお菓子をご用意いただきました。お菓子のご紹介は、デザインをされている専務の鈴鹿可奈子さんにお願いしたのですが、これがまた大変面白いお話しでした。今回は「保津川」をイメージしたお菓子をご用意してくださったのですが(なので今日だけ、のお菓子)、たとえばこの可愛らしいカッパの目は、食品用の竹炭を爪楊枝につけて、1つずつ職人さんが手で描いてくださっているそうです。
唯一の誤算が、お菓子があまりに可愛らしく食べてしまうのがもったいないので、皆さんなかなかお召し上がりになることができず、一服の時間がとてもかかってしまったこと!(笑)だけど、それは嬉しい誤算です。
だんだんと日も西に傾いてきて、そろそろお開きの時間となりました。再び船に乗って嵐山へ。流れが穏やかになってからはみなさんに操船体験もしていただいたり、と最後まで和気あいあいとした船旅になりました。
参加者の皆さんからは「ぜひもう一度やってほしい!」というお声をたくさんいただきました。初めての取り組みだったので、実は私たちも不安いっぱいでしたが、無事に終えられたのも参加いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさまのおかげです。ありがとうございました!
*このイベントの収益金は保津川の環境保全活動のために大切に使わせていただきます。ありがとうございました。