2024/02/19
2024年2月11(日)冬の環境学習「地元の恵みを味わいながら亀岡の環境について語ろう!」を開催しました。
プロジェクト保津川と言えば、保津川クリーン作戦を中心とした環境の保全を図る活動のイメージが強いと思います。
しかし、当団体の活動目的の中には、観光の振興を図る活動と言う物もあります。
その目的を達成するための事業として、保津川に関する環境教室・観察会事業、保津川流域の環境保全・循環型社会構築に貢献する観光商品の開発事業などがあります。
今回は、ジビエや地元野菜等、地元の恵みを味わいながら今後の亀岡の環境問題を中心に、参加者の皆さんといろいろ語りたいと考えて、冬の環境学習「地元の恵みを味わいながら亀岡の環境について語ろう!」を開催しました。
火を囲みながら、亀岡の猟師さんが仕留めた猪肉や鹿肉と、地野菜をふんだんに使ったお料理を楽しみ、大人も子供もいっしょに保津川のこれからを語り合うイベントとなりました。
遠くは大阪からも、全部20人の方にご参加いただきました。
今回のメニュー
- 猪肉のバーベキュー
- 鹿肉のロースト
- 猪鍋
- へき亭さんの手作りパン
- 地野菜たっぷりのポトフ
- おぜんざい
- とれたて野菜いろいろ
- 柚子ゆべし
- ニホンミツバチの蜂蜜
どの料理も地元で採れた素材を利用しています。
今回のイベントでの猟師さんが仕留めた猪肉や鹿肉の提供は、一つの提案であったりもします。
山に囲まれた亀岡では、山間部で畑を作る場合、獣害対策が必須になってきています。
元々、鹿や猪の肉を食す文化が猟師さんもたくさんおられましたが、スーパーなどで手軽にお肉を買える時代になり、忘れられてしまったからです。
最近は、ジビエブームなどもあり、再び社会的に関心が高まっいます。
実際食べてみると、これがとてもヘルシーで美味しいです。
鹿や猪の肉を観光資源として活用できることができれば、これが直接環境保全にもつながる活動になります。
例えば、鹿や猪がや木々の新芽を食すことが山林の荒廃につながり、土砂が流れ出しやすくなったり、川岸が崩れやすくなったりする原因のひとつになっています。
鹿や猪の駆除が進めば、山林の荒廃を防ぐ一助になり、同時に鹿や猪の肉を活用できれば、社会にも環境にも良い流れが作れるはずです。
このようにプロジェクト保津川では、亀岡全体のことを考え、観光や商品に開発についても注力し、亀岡の未来について考えて活動しています。
今回のイベントで参加者の方と交流する中でお聞きしたご意見も交え、これからの活動につなげていきたいと思います。