2023/02/07
2023年2月4日(土)京都ミニツアー「まいまい京都」とジビエ ツアーを開催しました。
プロジェクト保津川では、保津川流域の歴史・文化・自然について深く知ってもらう機会として毎年「まいまい京都」とジビエツアーを開催しています。
今年のツアーは、2月4日(土)に開催しました。
午前、参加者の皆さんに亀岡駅に集合してもらいツアーはスタートしました。
遠くは、東京、愛知、岐阜県などから16名の方が参加してくださいました。
ツアーガイドは、保津川下りの船頭や船大工もつとめ、プロの猟師でもある山内博さんと、プロジェクト保津川の代表理事である原田です。
参加者は、風景を眺めながら、亀岡の文化、自然環境などについて話を聞きながら、保津大橋を越えて徒歩で保津町の集落へと向かいました。
途中、保津八幡宮社にも寄りました。保津峡の入口にある請田神社の頓宮として、秋には火祭りが行われる神社です。
保津の火祭りは、五穀豊穣を感謝し無病息災を祈る秋祭りです。境内で、大きな火が焚かれで、この火にあたると、その年の健康を約束されると信じられています。
そこから保津町の古い街並みを抜け、徒歩で3km、約1時間ほどかけて築300年の武家屋敷「へき邸」へと到着しました。
へき邸では、猟師の山内さんが実際に猟で使う道具なども見せてもらい、お話を聞きながら、亀岡の自然豊かな環境で獲れたイノシシの肉をジビエ料理として頂きました。
山内さんは、「くくりなわ」という手法で猟をされています。動物が通りそうなところを見つけ、そこにバネの作用でワイヤーが閉まるという仕組みの罠です。
日本では、オオカミの絶滅や、人工造林の拡大などが原因で、鹿や猪が数が増えています。各地で土砂崩れが増えたりしているのも、それが原因のひとつです。
ジビエ料理を通して、崩れてしまった山の生態系のバランスを保つのも猟師さんのお仕事の一つだということを知ってもらえたのではないでしょうか。
参加者のみなさんからは、今回のツアーについて様々な感想をいただきました。
「思った以上にスゴイお料理で感激しました。」、「現役猟師のお話は驚くことばかりで、大変面白かったです。」、「命に向き合っておられる方のお話は引き込まれます。参加して良かったです。」、「亀岡の町作り、駅前の抜け感など計画的に取り組んでていいですね ジビエと野菜美味しかったです 猟師さんの話しも珍しく楽しい時を有難うございました」などなど。
今回のツアー、参加者のみなさんには、満足頂けたのではないでしょうか。
ご参加ありがとうございました!
プロジェクト保津川では、このように保津川流域の歴史・文化・自然などの紹介などの事業も行っており、定期的に「まいまい京都」とツアーを行っています。
知ってもらうことで、私たちが保津川流域で行っている環境問題への取り組みについても関心を持ってもらうきっかけになるとありがたいです。