2021/01/26
2021年最初のクリーン作戦。第135回クリーン作戦を亀岡市篠町山本浜で開催しました。
2021年1月17日(日)、亀岡市篠町の山本浜にて第135回クリーン作戦を開催しました。
今年最初のクリーン作戦です。
コロナ禍ということもあり、参加者、スタッフ共々に濃厚接触にならないよう一定の距離を取り、十分な配慮をしての開催となりました。
プロジェクト保津川では、昨年11月に、シンポジウム「川から考えるみんなの未来」を開催しました。
亀岡市では、本年1月1日より有料無料関係なくプラスチック製レジ袋の提供が禁止されました。
環境問題に対する関心も高まっており、今回のクリーン作戦にも早朝から46人の方に参加して頂きました。
今回の開催場所山本浜は、保津峡の入り口となる場所にあります。昔はここから保津川下りの船が出発していました。現在は、ラフティングのボードが出発しています。ちょうどトロッコ亀岡駅の裏側になり、京馬車もここから出発ます。保津川に面するように広場があり、季節の良い時には人が集う場所です。住宅街から保津川へ注ぎ込む鵜ノ川の河口もこの場所にあります。
第135回クリーン作戦開始
簡単な挨拶の後、さっそくクリーン作戦がスタート!
草むらでごみを拾う人、河原に下りてごみを拾う人、できるかぎりの場所で、それぞれ無理のないようにごみを拾いました。
1時間ぐらいの活動ですが、それでもたくさんのごみがどんどん集まります。
最終的に、今回これだけのごみが集まりました。
20ℓの土嚢袋に埋め立てごみ27袋分、資源ごみが8袋分。
バーベキューコンロが1台、BBQでつかったであろう網が4枚。
アサヒビールケースの1個、塩ビパイプが1本、 発泡ケースが4、シートが2、カバンが1個。
人間の活動が、この場所や保津川にこ大きな影響を与えていることがわかります。
亀岡市のプラごみは、どんどん減っていきます。
クリーン作戦でも、たくさんの粗大ごみが拾われるので、そちらに目が行きがちです。
プラごみは容積が少ないので、写真なると少量のように思えます。
でも、その場で拾ってみると感想は大きく異なります。
容量が少なくても、小さくなったマイクロプラスチック状のごみをたくさん目にすることになるからです。
プラスチック類は軽くとても流れやすいという特徴があり、環境への負荷はとても大きなものです。
川や海洋に流出すると、自然界への影響がとても大きいのです。
少ないと思う量でも、その流出は、ここ亀岡からだけではありません。日本全国、世界の国々の河川から、ペットボトルやレジ袋を中心に流出しています。
その量を想像すると、自然界で暮らす動植物にとっては、たまったものじゃありません!
亀岡市では、昨年から優良でのレジ袋の提供が開始され、本年よりレジ袋の提供が完全に禁止されました。
プロジェクト保津川では、さまざまな組織や団体と連携し、これまでもプラごみの流出を防ぐ活動を行ってきており、河川付近で拾われるごみは年々少なくなっています。
レジ袋の提供禁止で、亀岡市で捨てられたり、亀岡市から川や海に流出するプラごみは確実に減ります。
すごく大きなことです。
これからは、どんどんごみを減らしていく時代。
亀岡市は、レジ袋の提供を禁止した最初の都市です。
最初の都市というのは、日本国内でということです。世界では、すでに多くの国や都市がレジ袋の提供を禁止しています。
それでも、亀岡市はプラごみ問題に関して、日本ではトップランナーです。
ヨーロッパでは、数年以内にプラスチック製の包装や、1回しか使わないプラスチック製品を減らしていこうという流れになっています。
その流れは、遅かれ早かれ日本にも入ってきます。
コロナ禍で、人々が家で過ごす時間が増え、プラごみだけでなく、粗大ごみや資源ごみの回収が増えているそうです。
どこのごみ回収場所を見てもたくさんのごみ袋が目立ちますよね。
ヨーロッパの流れが入ってくると、これからはどんどんごみを減らしていくという場面に突入していくことになりそうです。
トップランナーである都市に住むからこそ、ごみを減らしていく必要性にも容易に気づきやすいはずです!
ごみが減るといいことだらけだそうです。
環境は良くなるし、ゴミ回収にかかる費用も削減できます。
削減できた費用は、他の別のことにかけられるというわけです。
風が吹けば桶屋が儲かるではありませんが、たくさんの相乗効果があるはずです。
ごみを減らしいくことはメリットだらけです。
日々小さいなことに目を向けて、ごみを減らす工夫をする。
トップランナーとして、これからも先を走り続け、社会の雰囲気を変えていけるといいですよね。
2月の保津川クリーン作戦は?
2月は、2月21日(日)に亀岡市篠町の西川にて開催しました。
詳しくは、こちらをご覧ください。