2014/11/22

こども海ごみ探偵団オプション学習 「竹野浜クリーン活動&塩づくり体験」が行なわれました!

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今日(11月22日(土))は、亀岡市で取り組んでいる「川と海つながり共創プロジェクト」の「こども海ごみ探偵団」のみなさんと、兵庫県豊岡市竹野町に「竹野浜クリーン活動&塩づくり体験」に出かけてきました。楽しい楽しい旅のようすをさっそくレポートします!

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亀岡市役所を朝7時に出発してバスで竹野浜へ。予定通り10時30分に到着です。パッと見たところ、ごみはそれほど落ちていないように見える海岸ですが・・・。地元の方から簡単なレクチャーを受けて、さっそく清掃開始!

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海に近づいてみると、白い帯が波打ち際にあります。正体は粉々になった発泡スチロール。もうこうなると1つずつ拾うのは当たり前ですが無理ですね・・・。そして最近の研究では、発泡スチロールは海水に溶けることがわかりました。そんなお話もしながら、30分間の清掃活動です。

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一見ごみが少ないように見える、とはいえ、場所によってはたくさんのごみが集まっています。日本海側なので、中国語(繁体字も簡体字も)やハングルで書かれれたごみもたくさん見つかります。もちろん、日本語の書かれたごみも。

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ごみを見つけると拾いたくなるもの。とはいえ、なかなか水の中には入りづらいものですが、彼は水中にゆらゆらしている肥料袋を見つけて、ズボンを脱いで拾い上げてくれました!

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こちらの彼は、何やら長〜い竹竿です。竹竿、といっても表面がプラスチックでコーティングされているので、自然に還るものでもありませんね。

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わずか30分間の清掃活動、とはいえたくさんのごみが集まりました。写真の右端にもちらりと写っていますが、流木もいっぱい。清掃活動の最後に記念写真を撮って、次のミッションへ!

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次のミッションとは、集めたごみの分析です。どんな種類のごみがどれくらいあるのか、しっかりデータを取って、夏に行った保津川での調査と比較します。今年は夏の「こども海ごみ探偵団友ヶ島編」が、台風の影響で中止になったので、初めての「海ごみ」。外国からのごみもあればもちろん日本のごみも。そしてとにかく破片が多い!改めて川からも海ごみのことを考えないといけないね、ということがわかりました。

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さて、ここからはお楽しみ。これからみんなで海水から塩を作って、お昼ご飯をいただきます。海水を沸かしたり、ご飯を炊くのは海岸に流れ着いた流木!今ではすっかりやっかいな「ごみ」になってしまった流木ですが、ほんの少し前までは、流木が流れ着くとどこでも競うように人々は拾い集めていました。それは燃料にするため。今日はそんなこともみなさんに体験してもらいます。

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海水を煮詰めているところ。普段当たり前にある「塩」を自分で作る、というのはなかなかに面白い体験です。そして塩が美味しい!きれいな海って大事なものなんだ、とわざわざ言葉にしなくてもそう思えます。

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みんながご飯を炊いたり、塩を作ったり、竹で食器を作ったりしている間、スタッフは魚を炭火で焼いていました。カレイとニギスの干物、いい香りが漂ってきます。焼いてくださっているのは豊岡市役所と亀岡市役所の職員さん。市町村どころか府県の枠を超えた奇跡の(?!)2ショットです!(笑)

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お昼ご飯は、かまどで炊いたご飯と竹野の塩を使ったおにぎりと、春に取れた竹野のワカメのお味噌汁、焼き魚に加えて、「今日はゴミ拾いもしていただいたので」と、コッペ蟹のお味噌汁も作っていただきました!!内子と外子がしっかりつまったコッペ蟹のお味噌汁は、これまた美味しい!

とっても楽しい体験の場をご提供いただいて、本当にありがとうございました!

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竹野のあとは城崎温泉へ。城崎文芸館で、みんなで麦わら細工の体験をしました。日本でも豊岡の竹野にしかないという「麦わら細工」、一見簡単そうに見えますが、大人でもおもわず熱中する楽しさ!これはおすすめです。

今日はまる1日をかけていろいろな体験ができました。参加者のみなさんからも口々に「良かった!」「楽しかった!」とご感想をいただきました。これはぜひ来年以降も続けていきたいですね、とスタッフ同士でもお話ししていました。それと保津川でもこれに負けないような体験プログラムを作って、多くの人に楽しんでいただきたいな〜、とも思いました。

ご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました!

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