2012/06/03
西川の清掃活動が行われました!
今日は、篠町内を流れる西川の清掃活動が行われました。昨年より始まったこの清掃活動、地元の篠町自治会の主催で行われています。私たちももちろん参加、ではレポートです。
今朝は8時の集合でした。朝早くから、たくさんの方がお集まりになっていました。
各区の区長さんや川沿いの亀岡電子の社員のみなさんなど中心に、最終的に100人を超えるみなさんがお集まりになりました。特に川沿いの地区からは、役員さんだけではなく、大勢の方がご参加されていたとお聞きしました。うれしいですね!
さて、堤防沿いと、川の中へ入っての二手に分かれてのゴミ拾いです。この西川、水質もごみも、亀岡でイチバン汚い川なんですが、近年は下水の整備も進み、以前にくらべたらずいぶんと水質もきれいに。
そして、ごみも随分と減りました。ちなみに去年の1月に、初めて清掃活動を行ったときは、こんな様子だったんですよ!
とはいえ、まだまだたくさんのごみがあるのも事実。やっぱり目立つのはポイ捨てされたペットボトルです。あと、交通量の多い道沿いだからでしょうか、用水路や側溝が流入するところには、数え切れないタバコのフィルターがありました。
あとは、レジ袋。近くにあるスーパーやコンビニのものが多かったです。「タダで配る」のは、もうやめにしないといけませんね、と一緒にごみ拾いをしていた方のお話。よその町でもやっているのですから、ほんと、そう思います。
今回の清掃活動は、国道9号線から旧山陰道までの、およそ1kmの区間で行われました。
昭和40年代から50年代に、コンクリートのいわゆる2面張り、場所によっては3面張りの護岸がなされた西川ですが、この区間では、地元や京都府南丹土木事務所が中心になって自然再生工事が行われています。コンクリ製の堰堤の撤去や、遊歩道の整備が行われています。また、護岸の改修までは、予算などの事情もあって今すぐには難しいのですが、清掃活動に便利なようにとハシゴも設置されるなどしました。
土井川が合流する付近。この場所は、ヨシがたくさん生え、生き物も豊富な場所ですが、同時にごみの大量漂着地点でもありました。
掃除もしにくいので、草を刈ってしまいたいところですが(笑)、野鳥も営巣していますし、ホタルの復活をめざす中で、そこはガマン!
刈られた草と、ごみがどんどん集まってきます。軽トラックに4台分ほどになったでしょうか?ちょっと疲れましたが、みんな素敵な笑顔です!
すっかりきれいになった西川です。
自治会のみなさんと一緒にはじめたごみマップ調査の中で、篠町内を流れる保津川の3つの支流の中で、実に9割近くのごみがこの西川に集まっているということがわかり、何とかしないと!という中で始まったこの清掃活動。行政のみなさんも、自然再生工事を提案してくださるなど、市民と行政の文字通り「協働」で始まった西川の「かわづくり」です。
清掃活動も、年に3回、定期的に行う、ということになりました。
昔はこの川にも、アユモドキもたくさん住み、保津川からはアユやウナギも遡上してきたといいます。ホタルもたくさん飛んでいました。そんな西川が戻ってくることをめざして頑張りたいと思います。
今日はお疲れ様でした!
そうそう、集合場所の近くのおすし屋さんにも「海ごみサミット」のポスターを貼っていただいていました!ありがとうございます。海ごみサミットは8月24日から26日まで、亀岡で開催されます。内陸部で初開催となる海ごみサミット、この西川のことも全国のみなさんにご紹介したいな、と思っています!
いつもご苦労様です。皆さんと、そして自然の力で少しずつ川らしい川になっていくことを願っています。次はホタルですね!
少しずつですが、しっかりと取り組みが広がっています。改めて、地域の皆さんの取り組みを心強く感じた一日でした!