2012/02/22
2月20日(日)、第5回桂川クリーン大作戦(第50回定例清掃会)を開催しました!
2月20日(日)、今年で5回目となる桂川クリーン大作戦が開催されました。この日は、毎月行ってきた清掃会も50回目となる、私たちプロジェクト保津川にとっても節目の定例清掃会。272人もの方にお集まりいただき、にぎやかに開催されました。
前日までの雪もまだ残る寒い朝、水たまりも完全に凍ってしまっています。こんな寒い日にも関わらず、8時30分の集合時間が近付いてくると、参加者のみなさんがぞくぞくとお集まりに。スタッフも気合が入ります。
ちなみに朝一番に会場にやって来たスタッフが見つけたのがコレ。真っ赤なソファベッドです。間違いない不法投棄。なぜ、こんなものを河原に捨てていくのでしょうね・・・。
まずは受け付け。今回は企業などの団体での参加も多く、スムーズな受付がカギとなりました。ちょっとだけ、去年よりも改善。それでも寒い中、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
さて、今年の桂川クリーン大作戦は、清掃箇所を4カ所に分けての実施です。その距離1.5km。その振り分けもどうスムーズに行うか、というのも一つの課題でしたが、離れたみなさんのご協力もあって、なんとか成功。
一番下流側は、保津小橋のそのまた下流、「古浜」から「蛍ヶ渕」と呼ばれる場所。古浜はかつてお米を今日の都に送り届けた、その川湊でもあります。その先の蛍ヶ淵にかけて、川はゆるやかにカーブしており、たくさんのごみが流れ着く場所でもあります。
初夏には蛍がたくさん飛び交うので「蛍ヶ渕」。でも今は、たくさんのごみが流れ着いています。保津川下りの船頭さんたちも定期的に清掃活動をされているにも関わらず、このありさま。
こちらのグループは、保津小橋周辺を担当して頂きました。写真左の柳の木には、夏の台風のときに工事用の大きな「トン袋」が流れ着き、美観を損ねていましたが、そちらも回収してくださいました。本当はテトラポットの並ぶ場所も掃除したかったのですが、凍結していて滑るために今回は断念。それでもたくさんのゴミを回収することができました。
一番上流部は、愛宕谷川が保津川と合流する辺り。この場所も、いつもたくさんのゴミが漂着する場所なんですが、今回は自転車も流れ着いていました。ほとんど土に埋もれていたのを、スタッフも一緒になって掘り起こしました。いい汗、かきました!(笑)
そして、広~い保津大橋付近の河原。ここも久々の清掃活動ということもあり、大漁。
近くには、河川改修に伴って新しくわんどが復元され、湧水がこんこんとわき出す中で越冬しているたくさんの魚たちを眺めることも出来ましたよ!日が昇ると、何ともいえない気持ちの良い場所です。
そして、お子様たちにはお楽しみ、保津川下りの舟に乗ってのお掃除です!水量が安定していないとなかなか出来ない舟からのお掃除。今回も「楽しかった~!」と大好評でした。船頭のみなさんもありがとうございました!
今回も、お子様連れから年配のみなさんまで、実に幅広い市民のみなさんにお集まりいただきました。上の写真は、ごみマップ調査でお世話になった亀岡地区東部自治会のみなさま。ありがとうございました!
ご家族でお越しいただいた方もたくさんありました。会社の行事で、市の広報誌を見て、子育てのNPOで、こうして輪が広がっていくのは嬉しいものですね!
ちなみに今回の振る舞いは地場野菜を使った豚汁。実は事前申し込みいただいた方が120名あまり、余裕を見て170名少々かな、と思っていたら、予想を100人以上超える方にお集まりいただいたので、スタッフは冷や汗ものでした。もちろん?スタッフは食べられず(笑)
さて、今回回収できたゴミは、なんと20L入りの土嚢袋に357袋。これだけで890kgにもなったそうです。他にもタイヤ17本、自転車2台、農業資材、建築資材、ラジコン飛行機、家電製品など粗大ゴミも多数。併せて2トントラックに2台分にもなりました。
大勢の方のお力があってこその、この成果です。あらためて、スタッフ一同お礼申し上げます。
また、この日はプロジェクト保津川のスタッフがお手伝いして、南丹市園部町でも初めて、桂川クリーン大作戦にあわせての清掃活動が行われたそうです。こちらにも45人もの方がお集まりくださったそうです。
最終的な結果はまだ発表されていませんが、桂川流域でおよそ3500人ほどの参加者数になったそうです。また下流の大阪・淀川流域でも同時に清掃活動が行われたそうです。
少しずつ、でも確実に広まってきた流域全体での取り組み。今年は亀岡で「海ごみサミット」も開催されます。川のつながりから、海のことを考える、そんな1年にしたいなあ、と思いました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!