2011/06/19
第42回定例清掃会を行いました!
本日(6/14)は、第42回目となる定例清掃会が保津川の支流、年谷川で行われました。今日は亀岡市東部自治会連合会との共催による清掃活動、梅雨の曇り空のもと、たくさんのみなさんにお集まりいただき、にぎやかに清掃活動が行われました。
7時45分に集合して8時から清掃開始、だったのですが、スタッフ集合時刻の7時20分ごろから続々とみなさんお集まりに。スタッフはちょっと焦ってましたが、うれしいことです!
今回の参加者は71名、地元住民のみなさん、立命館大学のボランティアサークルNagiのみなさん、保津川下りの船頭さん、下水の浄化センターの職員さん、ホームページをご覧になって初参加の方、いろんな方にお集まりいただきました。
開会にあたって、東部自治会連合会長の小川博さんよりご挨拶をいただきました。
プロジェクト保津川では今年の3月より、この年谷川流域で自治会のみなさんと一緒に「保津川ゴミマップ」の調査を行っています。今回の清掃場所はその最上流部、矢田天満宮周辺です。
実は、この場所の調査を担当いただいていた自治会の方が、昨日お亡くなりになりました。お話を伺うと、長らくご病気を患っていらしたそうで、病気をおして調査を行ってくださっていました。先日のヒアリングの際も、そんなそぶりは一つも見せずに、ぜひこの場所をみんなでキレイにしてほしい、とにこやかにおっしゃっていただけに、訃報に接して私たちも信じられませんでした。今日は、その方の分もみんなで頑張りましょう、とみんなで思いを一つにしたのでした。
さて、清掃開始。いくつかのグループに分かれてゴミを拾い集めていきます。この場所は、自治会のみなさんで草刈りなども定期的に行われるようになって、ホタルもたくさん戻ってくるなど、本当に美しい環境がよみがえりつつあります。
それでも、上流から流れてきたゴミ、橋の上から不法投棄されたゴミ、いろいろなゴミが探せば出てくるものです。
こちらは、田んぼの用水路が川に流れ込むところ。ものすごい量の肥料袋が積み重なっています。ゴミをかき集めていると、サワガニがいっぱい出てきたよ、とプロジェクト保津川のスタッフ。きれいな水だけに、ゴミが積み重なっているのは残念です。
こんな岩場もなんのその!少々危険な場所は私たちにお任せください、とスタッフも頑張りました。
自治会の方がずっと気になってはいたけれど、拾えなかったという自転車を、ロープを使って引っ張りあげました。引き揚げてみると、おそらくは盗難されたのであろう、子供用のマウンテンバイク。残念なことです。
こちらは自治会の方が見つけた長~い塩ビのパイプ。一見きれいに見えても、いろいろな物が出てくるものです。
軽装の方は、道端のゴミを担当してくださいました。こういう場所の、ちょっとしたゴミも、放っておくと雨が降った時に川に流れ込んでしまうのです。
未明まで雨が降っていたこともあり、なんとなく川面が煙って見える梅雨の朝らしい風景。初めて胴長を着て川に入られた方は、ヒンヤリしていて気持ちいいもんですね!とおっしゃっていました。
そうそう、左のヨシ原は、自治会のみなさんが手入れをされるようになって甦ってきたそうですよ。夜になればホタルがたくさん飛ぶ、きれいな川です。
川の中から事務用のイスが出てきたようです。自治会の役員さんたちが重いのに運んできてくださいました。ありがとうございます!
ちなみに先ほどスタッフがサワガニ掘り、いやいや肥料袋と格闘していたのは、写真の左のほう。こんなところをよじ登っていたのでした。ほかにもいろいろなゴミが出てきます。それを道路の上からたらしたロープで引っ張り上げる、みんなの連係プレーです。
さて、本日の成果です。20Lの土嚢袋に52袋(=かさ容量で約1t)、そのほか、自転車やタイヤ、看板、電線などいろいろ。上流の、きれいな川であるにも関わらずこんなにたくさん集まって、みなさん驚かれていました。
閉会にあたって、上矢田町の自治会長さんよりご挨拶をいただきました。早朝よりみなさん、お疲れ様でした!
さて、毎度おなじみになりましたスタッフ手作りスイーツ。今回は、丹波大納言小豆を使ったミニケーキと、羊羹と、そしてビワ!ビワは千歳町の「へき亭」さんからご提供いただきました。いつもありがとうございます!
美味しい~!と言ってもらって、スタッフも笑顔です!
最後に恒例の記念写真です。
今回は、川を美しくしよう、と普段から取り組まれている住民のみなさんと一緒の清掃でした。みなさんの熱意に、逆に私たちのほうが勇気づけられました。
これから、年谷川の色々な場所でも順番に清掃活動を行いたいと思っていますので、こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。みなさん、お疲れ様でした!