2011/05/11
山本浜の鯉のぼり、片付け作業が行われました
今年のGW中、大勢の人の目を楽しませてくれた保津川・山本浜の鯉のぼり。先日7日、篠町自治会をはじめとした大勢のボランティアのみなさんの手により、片付けが行われました。
新緑を背に、気持ちよく泳ぐたくさんの鯉のぼり。
ちなみに、後ろに見える小さな黄色い花は、保津川開削400年を記念して地元のみなさんが植えられた山吹です。
さて、自治会の役員さんの指示で、まずは鯉のぼりを下ろして畳んで元箱に。番号順にはい、あっち、こっち、と指示が飛びます。
うーん、昭和レトロな箱ばかり。当維持はナイロン製が「新素材」って感じで売れたんでしょうね。でも何十年も経ったのを見ると、木綿製のほうが味があっていいなあ、と思ったのも事実。
さて、それぞれの持ち場に散らばって片付け開始!お父さん、おじいちゃん、ちびっ子。地域のいろんな世代が一緒に取り組む、いい風景です。
この日は風が強く、ロープを緩めても鯉のぼりは降りてくるというよりは、どんどん離れていく・・・大変です(笑)
手際よく、どんどん片付けられ、竹竿も倒されていきます。
それを順番に担いで、運び出します。トロッコ列車のお客さんも興味津々。あと1本早くお乗りになっていたら、たくさんの鯉のぼりをご覧いただけたのに、残念です。
運び出す、運び出す。
どんどん、運び出す。いい天気=とっても暑いのですが、みんな笑顔です。
はい、お疲れ様でした!
元の状態に戻るまで、わずか1時間足らず!
改めて、地域のみなさんのこの力、スゴイ!と思いました。
後は、竿を支えてくれていた杉丸太の杭を引き抜くだけ。ユンボを使ったほうが早いでしょ、ということで、今回もこの場所の工事を担当された樹山工業のみなさんが協力を申し出てくださいました。ありがとうございます!
年度末が目前に迫った中で急きょ持ちあがった企画、震災という大惨事があって「自粛」などという話がなかったわけではありませんが、地元・篠町自治会はじめ関係者のみなさんの努力で、無事にこのイベントを終えることができました。
鯉のぼりを揚げている期間中、何度か私も見回りに行ったのですが、そこでうれしい光景に何度も出会いました。
上の写真は5月5日の子供の日に写したのですが、この場所はラフティングやカヌーの人を別にすれば、今まで人がそれほど訪れる場所ではありませんでした。それが今年のゴールデンウィークは子供を連れた近くの方と思しき大勢の方が、鯉のぼりを見るためにお越しになっていました。そして久しぶりにたくさんの子供が川で水遊びをしている光景にも幾度となく出会いました。
川に関心を持ってもらう、それはなかなか難しいことかもしれませんが、こんなきっかけづくりがあってもいいのではないでしょうか。
最後に、鯉のぼりをご覧になった方から頂いたメールを紹介します。
山本浜に優雅に泳ぐ鯉のぼり、電車から拝見しました。
天気もよく、京都からの電車では、トンネルを抜けるとたくさんの鯉のぼりが優雅に泳いでいる姿がとても良かったです。電車の中でも「お~」という声と写真を撮る姿がありました。
また、馬堀駅には、様々なメッセージが飾ってあり、立ち止まって見る方、電車の中から見ている方が多数で、多くの観光客の方などが楽しんでおられましたよ。
亀岡市内でもたくさん鯉のぼりのイベントがあるかと思いますが、山本浜は京都からこられたらまず目にする、おでむかえの場所でもあるので、続けていってもらえたらと思っています。
様々な取り組みを考えておられるかと思いますが、多くの皆さんを楽しませてください。そして、そのことが篠町の子どもたちが地域の誇りと思える取り組みへと展開してください。
ぜひ、また来年も開催したいものですね。ご尽力いただいたみなさま、ありがとうございました。