2011/03/01

雪解け水で増水中の保津川で、新沈下橋発見!

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昨日は、夕方に3月の定例清掃会の会場である篠町の山本浜に下見に行ってきました。前夜からの雨で保津川はかなり増水していて、保津川下りも一日休みだったそうです。そんな保津川で、真新しい沈下橋を発見!

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山本浜は西川と鵜の川が保津川に合流する場所にあります。昔は筏や船で大変にぎわっていた場所でもあり、そのため「浜」という名前が残っています。

ふと、西川の上流方向に目をやると・・・。

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この前まであった橋が取り壊され、新たに一段低いところに橋が架かっていました。

工事を実施されている南丹土木事務所の方に伺うと、河川改修工事でできる広大な高水敷へとはいる管理用の新しい橋だそうです。欄干のない橋の姿は、ミニチュア版保津小橋、といった雰囲気もあります。

写真の右側には以前は水田が広がっていましたが、これからは遊水地として、洪水を防ぐために活用されます。つまり、大雨が降って保津川が増水したときは水の中に隠れてしまう場所でもあります。そんな場所にかかる橋なので、洪水のときに流木などが引っかかって橋が壊されたり、水の流下を妨げないように欄干がない「沈下橋」が設けられました。

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こちらは鵜の川。本流の保津川が増水しているため、鵜の川の水位も随分と上がっています。以前に同じ場所で行った定例清掃会の様子と比べてみてください。

  • 第14回定例清掃会が行われました (2009..1.12)

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上流方向を見ると、堰堤があります。

この堰堤は、おそらくは増水時の水流を弱める目的で、川の勾配を緩くするために設けられたものと思いますが、魚にとっては絶対に上れない壁になってしまっています。

実際、5月ごろになると、この場所でも鵜の川を遡上しようとしてる鮎の稚魚を見ることができますが、残念ながらこれより上には上れません。

かつては、雨が降って川の水が増えると、近くの集落の中を通る用水路でも鰻が獲れた、と聞きます。文字通り、生活の中の水が、海までつながっていることを実感できるようなお話だと思います。翻って、今の暮らしの中ではそんなことを感じる機会ってまずありませんよね。

今、先日紹介したように西川でも堰堤を撤去して魚が行き来できる川に戻す工事が始まっています。これから、この鵜の川もどんな風になるのか、見守っていきたいですね。

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ふと足元をみると、大きなシートが流れ着いていました。魚が行き来できなくなった代わりに、今ではたくさんのゴミが流れ着いているのですね・・・。

どうやら今月の定例清掃会も、掃除のしがいがありそうです。

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