2011/02/26
京都丹波地域交流フェスティバルに出展しました!
今日(2/26)は南丹市園部町の国際交流会館で開催された「京都丹波地域交流フェスティバル ~地域の宝を次代へ~」(主催:京都府南丹広域振興局)に参加し、展示と体験教室を行いました。
私たちのブースでは、保津川筏復活プロジェクトを中心に活動を紹介しました。パネルや筏の模型を展示し、たくさんの方に訪れていただきました。以前と違って、最近では筏プロジェクトをテレビや新聞で見たよ、とおっしゃってくださる方も増え、少しずつではありますがみなさんに知っていただけるようになってきたのかな、とうれしく思いました。
昨年は本物の筏組みの実演と体験を行いましたが、今年はというと、昨年10月に実際に筏に組んで保津川を流した材木を使っての木工体験。まずはみんな、思い思いの絵を描いてもらいます。
上手に描けたかな~?さすがお姉ちゃん、さくさくっとデザイン完成。弟君も頑張れ!
さて、みんなが描いてくれた絵を、まずはスキャナで読み取りです。そしてここからが実は大変。画像を加工して、言ってみれば設計図に変換します。地味だけど大変な作業を黙々とこなしていただいているのは、美大の先生でもあるアーティストのお2人。
そして、そのデータをもとに、機械が自動で木に絵を彫り込んでくれるのです!ウィーンという音とともに、まるで人が絵を描くようにだんだんと形が現れてきます。ちびっ子たちもこの様子にはびっくり、目をまる~くして覗き込んでいました。
はい、完成!自分でデザインした、特製コースターです。
そしてこの木が筏で運んだ材木をスライスしたものなんですよ!「いかだ」というと、ロビンソン・クルーソー海を漂流するような「いかだ」をイメージする人も多いのですが、保津川の筏はそうじゃなくて、木を運んだんだよ~、と写真やビデオを見ながら教えてあげると、みんな驚いていました。
彫刻が出来上がったコースターは、表面をサンドペーパーでこすって綺麗に仕上げ。スタッフのお姉さんにやり方を教えてもらって、小さな子供も挑戦です。
みんな上手にできたかな??
彼がうれしそうに手に持っているのは、保津川のシンボルフィッシュ、アユモドキの箸置き。「かわいい~」と大人にも子供にも好評でしたが、今回は時間の都合であまり作ることが出来ず残念でした。
でも驚いたのが、去年よりも筏のことや角倉了以のこと、そしてアユモドキのことを知っている、という人が随分と増えたことです。川に関心を持つ人が増えてくれたら、きっと川もキレイになるでしょうね!
年配の方にもたくさんお越しいただき、筏流しの昔話など、いろいろと面白いお話を聞かせてもらいました。
このあたりは農家の方が多いのですが、みなさん、生き物の減少を肌で感じられているだけに、興味深い、そして考えさせられるお話しもたくさんありました。
地域密着型のこういうイベントもいいものですね。いろいろと準備は大変でしたが、いろんな方に来ていただいて、お話をさせてもらえて楽しい一日でした。準備に当たられたスタッフのみなさん、お疲れ様でした。
昨年以上に、盛況だったようですね。
ブログを拝見していても、子供さん達の楽しげな様子が伝わってきます。
地元の皆さんにプロジェクト保津川を知っていただくには、地域での地道な活動が大切になってくるのでしょうね。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした!
どうも、ありがとうございました!!
>安寿香さん
どたばたでの出展でしたが、やっぱり得るものの大きなイベントでした。お金にはならないかもしれませんが、地元にしっかり根を張っていく、そういうことの大切さを勉強できた気がします