2011/02/21

第38回定例清掃会(第4回桂川クリーン大作戦)を開催しました!

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第38回定例清掃会が、保津大橋付近の河川敷を中心ににぎやかに開催されました!今回は第4回桂川クリーン大作戦との共催、早朝にも関わらず大勢の方が続々と集まってこられて、スタッフは嬉しい悲鳴です!

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先日来の雨で上流の山に積もった雪がとけ、保津川の水位は昨日は1m以上上昇していました。今朝になって、水位は+40cmほど。まだまだ流れも急であちこちに水たまりが残っています。

そして、ちょっとあたりに目をやると、水につかった草にはたくさんのビニール袋がからまり、よどみにはたくさんのペットボトルや空き缶が流れ着いています。

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さて、今回は4つのグループに分かれて清掃活動がスタートです。

こちらのグループは、愛宕谷川と保津川の合流点付近を重点的に清掃です。ここには愛宕谷川からのゴミだけではなく、保津川本流からのゴミもたくさん溜まる場所。足元が悪いので長靴を履いてきてくださったみなさんにこの場所をお願いしました。

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その少し上流にはラフティングカンパニー「ビックスマイル」のみなさん。今回はボートを出して、テトラポットにたまったごみを回収していただきました。

予定では保津川下りの船と一緒に連係プレーで清掃活動に当たる予定でしたが、雪解け水で増水した本流に保津川下りの大きな船は出すのは危険、ということでボートのみで作業に当たっていただきました。雪解けの冷たい水の中、ありがとうございます!

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お子様と一緒に参加いただいたみなさんは、保津川下りの船に乗って、舟溜まりの中にたまったゴミを回収しました。上でも書きましたが、本当は2艘の船を出して保津川をさかのぼり、上流に移動して清掃活動を行う予定でしたが、増水して流れが急なため本流に船を出せず、船溜まりの中だけを清掃しました。

船頭さん体験もあったみたいで、櫂(かい)引きなんかをさせてもらえたそうです。子供たちからは「楽しかった~!」という感想を教えてもらいました。

かえすがえす、保津川の本流に漕ぎ出して保津川下りならぬ保津川上りが出来なかったのが残念です!

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保津大橋直下。ダムが出来てから洪水が少なくなったせいか、木が生い茂り、そこにシート類が大量にからまっています。あっという間にゴミ袋はいっぱいに。スタッフはあちこちにゴミ袋を配りに走り回っていました。

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畑に使うマルチシート。土の上に敷くことで雑草が生えるのを抑えて、除草剤が要らなくなるのですが、使った後の管理がちゃんとできていないと、大雨で川に流れ出してしまいます。ぼろぼろになったシートを木から外すのは大変!

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水が引いた後に、一面に広がるペットボトルや発泡スチロール。まるで埋め立て処分場のような光景に、みんな唖然・・・。

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足元を見るとこんな感じ。

細かくなった発泡スチロールやプラスチックは、とてもじゃないですが拾いきれません。「微細プラスチックごみ」と呼ばれるこうしたゴミは、今、新たな海洋汚染として国際的にも問題視されるようになりましたが、海から100km以上上流の保津川でもこんな状況ですから、いったいどれだけのプラスチックが海に流れ出しているのでしょう。。。

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この場所は、大雨で増水すると水につかるところ、木々にたくさんのゴミが引っかかりますが、夏場は草木が生い茂り、立ち入ることすらできません。

冬枯れの今の時期だけが、ゴミを集めることができるチャンスなのです。さらに、先日の雨で上流部の雪が融け、前日は保津川下りが運航中止になるほどの増水、たくさんの缶やペットボトルが流されてきました。

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保津小橋。ここにもたくさんの漂着ごみ。先日、見回りに行ったときには橋の上から投げ捨てたのでしょうか、カセットコンロとたくさんのカセットボンベが落ちていましたがそれも全部回収して頂きました。

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青いジャケットはJR西日本京都支社のみなさん、オレンジ色は日本写真印刷グループのみなさん。また、この場所へは保津川遊船企業組合(保津川下り)にマイクロバスを出していただいて、参加者のみなさんを運んでもらいました。企業のみなさんの力もお借りしてで川をきれいに、保津川でもそうした形も出来つつあることを心強く思います。

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テトラポットの間は手では拾いにくいので、網を使って回収。ケガしないように足元には十分に気を付けてくださいね!

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船頭さん個人所有の釣り用の小型ボートも出動。その横には冷蔵庫・・・。ちなみにバーベキューコンロなんかも流れ着いていたそうです。

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お母さんと一緒に参加してくれたちびっ子たちも頑張っています。頼もしい助っ人ですね!

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回収したゴミ袋、20Lの土嚢袋に224袋。ペットボトルや肥料袋、レジ袋、食品トレイがたくさんありました。回収したゴミは、亀岡市環境政策課のみなさんが処分場まで運んでくださいます。みんなで袋の数を数えながら積み込みです。

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粗大ごみは、大型ダンプのタイヤ×2本、乗用車のタイヤ1本、ストーブ、冷蔵庫、自転車、寝袋、ビーチパラソル、テント、テレビ、カセットコンロ、バーベキューコンロ、自転車など。

全部で2tトラック2台分のゴミを、たった1時間半ほどで回収しました。

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寒い中、ラフティングボートで頑張ってくれたビックスマイルのインストラクターのみなさん。お疲れ様でした!

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清掃会のあとは、いつもおなじみのお茶とお菓子の振る舞いです。さて今日のお菓子は??

 

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亀岡のマスコット、明智かめまる君のどら焼きです!温かいお茶と一緒においしくいただきました。

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本日の参加者は146名、参加団体は14団体でした。たくさんの方にお集まりいただきありがとうございました。最後にみんなで記念写真です。

本日ご参加いただいた参加団体のみなさま。

  • アオキカヌーワークス
  • 亀岡市役所
  • 亀岡市篠町自治会
  • 亀岡市保津町自治会
  • 亀岡青年会議所
  • 京都府南丹土木事務所
  • 桂川パラモータークラブ
  • JR西日本京都支社
  • ナイテック工業
  • ビックスマイル
  • 水資源機構日吉ダム管理所
  • 日本写真印刷
  • 保津川遊船企業組合
  • プロジェクト保津川(主催者)

もちろん、個人でも多くの方にご参加いただきました。

桂川クリーン大作戦は、国交省の管理区間である嵐山より下流を対象に4年前に始まりました。今年は初めて国交省の管理区間よりも上流、京都府の管理区間である亀岡市や南丹市でも開催されることとなり、約140団体、3500人のみなさんの力を得て一斉に清掃活動が行われました。国、府、市町、住民、企業、みんなが協力しての清掃活動の輪が少しずつですが広がりつつあります。

さて、明日からは船頭さんたちによる保津峡の一斉清掃が始まります。

特に今年は、増水しているため、作業が限られれるため、船頭さんからは、「助かるわ~」と言っていただきました。

拾っても拾っても、次から次から流れ着くゴミ、でも、だからといってあきらめてしまえば、そのゴミが保津峡や嵐山、そして海へと流れ出してしまいます。いたちごっこだとしても、拾った分だけ下流へ流れて行ってしまうのを防げるわけです。

定例清掃会も40回近く続けてきて、最近ではいつも100人前後の方にお集まりいただけるようになりました。これからも、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

次回はトロッコ亀岡駅近くの保津川・山本浜で3月13日(日)に開催します。次回も大勢の方の参加をお待ちしています!

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