2010/04/12
第28回定例清掃会と総会が行われました!
昨日は、28回目となる定例清掃会と、毎年恒例の定期総会が開催されました。まず、午前中は保津川下り乗船場向いの河原での清掃会、そしてそのあとガレリアかめおかに移動して総会と、お楽しみの交流会が行われました。
朝8時45分に、保津大橋下の河川敷に集合です。昨日は朝方に雨が降っていたので、いったいどれくらいの方にお越しいただけるか、内心ひやひやしていたのですが、今日もたくさんの方にお集まりいただきました。昨日は府知事選挙があったため、市役所の職員のみなさんは開票作業などがあって今日はお休み、桜もまだまだ見ごろ、そんな中でもちょうど50人もの方に、お越しいただくことが出来て、スタッフ一同感謝です!
集合場所のそばには、さっそく?BBQゴミ。ある意味で春の訪れを感じさせるゴミですが、いい加減、なんとかならないものでしょうか・・・?
保津川下り乗船場向いの河原には、3月の大雨で増水した時に、大量の空き缶やペットボトルが漂着していました。まるでゴミベルトです。拾っても拾っても減るどころかどんどん流れてくるゴミ。毎年100万人以上の方が世界中から保津川にはお越しになっていますが、これじゃあそのうち見放されるんじゃあないのかなぁ、と思います。
今回は小さなお子様と一緒に参加いただいた方もたくさんありました。よく他の地域の方から言われるのですが、80代のおじいちゃんから、幼稚園の子供たちまで、幅広い年代の方にお越しいただいていることが、私たちの清掃会のちょっとした自慢です。大人以上の機動力?で河原を駆け回るちびっ子たち、大人も負けちゃあいられません。
グラウンドの排水溝が顔を出すところにも、驚くほどの空き缶やペットボトルが溜まっていました。土の中に埋もれてしまっているものもたくさんあって、この際だから、と全部集めました。このグラウンド、子供たちの野球やサッカーの試合や練習がいつも行われているのですが、ゴミだけではなく、路上駐車など利用のマナーが問題になることが多いそうです。
対岸にはたくさんのビニールが引っかかっています。今回は船を出さなかったので、回収することができませんでした。次の機会にはぜひ船を繰り出してあのゴミも拾いたいね、と話していました。
愛宕谷川が保津川に合流するところにもたくさんのゴミが流れ着いていました。この場所は、合流点というだけではなく、保津川が大きくカーブしている外側になるので、本流のゴミもたくさん漂着するのです。そのほとんどはペットボトルなどプラスチック類。川が大きくカーブする場所にはペットボトルや発泡スチロールなど“軽いもの”がたくさん漂着しますが、急だった流れが緩やかになる場所には先ほどのように砂が詰まった空き缶がたくさん漂着します。ゴミによって、どんな場所に漂着するのか違うんですね。
みんなで掻き出してゴミを集めます。ちょうどこのころ、雨がポツリポツリと降ってきてしまいました。幸い、雨は少しの間で、すぐに上がってくれました。
愛宕谷川もご覧の通り。川の中にもいろいろなものが沈んでいます。こういう場所はスタッフにお任せあれ!胴長を着て、ゴミがあればどんなところへも!
仕事の合間をぬって保津川下りの船頭さんもゴミ拾い。今日はまだ桜を眺めに来られるお客さんも多く、船の順番を気にしながらのお掃除、忙しい中ありがとうございます。
ところで清掃会の案内でも触れていましたが、乗船場の桜並木も今年が見おさめです。河川改修工事で堤防がかさ上げされることに伴って伐採されるということですが、この桜、今から40年前、船頭さんたちが労働争議の末、阪急電鉄から独立して現在の企業組合を設立した時に、その記念に植樹されたものなのです。そんな“想い”のこもった桜たち、何らかの形で残せたら、と思います。
清掃会終了後に、参加者で記念写真。私が受付場所に戻るのが遅くなったので、先にお帰りになった方もいらしたので、全員で、というわけにいきませんでした。スミマセン・・・。
今日の成果です。20Lの土嚢袋に97袋も集まりました。そのほかにも相変わらずタイヤなど大物も。軽トラ1代半といったところでしょうか。
お掃除のあとはいつものように、お茶とお菓子の振る舞い。黒豆と抹茶のパンケーキ、ラスク、そして丹波大納言の丁稚羊羹、全部スタッフの手作りですよ!
さて、清掃会のあとはガレリアかめおかに移動して、総会と交流会です。NPO法人にとって総会とは会社の株主総会のようなもの。昨年度1年間の決算や事業報告、そして今年度の予算や事業計画、さらには理事の選任など、大事な議案がたくさんあります。
が、今回、手違いが重なり、会場に到着してみると他団体とバッティングしてしまっていました。そこで仕方なく、ロビーを急きょ会場に仕立ててもらい総会を開きました。年に1度の大事な総会にも関わらず、申し訳ありませんでした。
それでも参加いただいたみなさんからは、熱心にご意見などをいただくことができました。プロジェクト保津川の活動も4年目に入り、年々事業も増えるとともに、予算規模も拡大しています。それは嬉しいことなのですが、正直、今の運営体制ではかなり無理が生じてきていることも確かです。だからこそ、年に1度とはいえ、会員のみなさまからいろいろなご意見をいただくことは、私たちにも大きな励みにもなります。
今年の交流会も、亀岡行事食研究会のみなさんに地元産食材をふんだんに使ったおいしいお弁当をご用意していただきました!普段はお百姓さんのみなさんですので、食材も地元、というよりも「わが家」でとれたものばかり!いつもありがとうございます!
どのテーブルのみなさんも、素敵な笑顔!
さて、今年の総会では理事の改選も行いました。新たに、松本さんに理事として運営に参加いただくことになりました。初の女性理事、これからは私たちも女性の視点も加えて、プロジェクト保津川の活動をますます盛り上げていきたいと思っています。
さあ、新年度の活動が本格的にスタートします。次回は5月9日(日)に、亀岡人と自然のネットワークのみなさんたちと一緒に、国の天然記念物・アユモドキの生息場所の清掃を行う予定です。これからもプロジェクト保津川をよろしくお願いいたします!
海で漂着ごみを拾うものとしては
上流でこんだけ拾ってもらえるとありがたいです(^^♪
>焚火音楽亭さん
今日は友ヶ島お掃除、お疲れさまでした。ひょんなところでお会いできてうれしかったです。保津川のごみもなかなか減りませんが、焚火音楽亭さんのように楽しいゴミ拾いもしていければ、と思います!