2009/05/19

「亀岡 人と自然のネットワーク」が環境大臣表彰を受賞されました!

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昨日、何気なく、亀岡市民新聞を手に取ってみると、1面トップで「人と自然のネットワーク、環境大臣表彰」の見出しが目に飛び込んできました!

4月の定例清掃会でも、と共同で保津川の清掃活動を実施するなど、これまでにもNPO法人「亀岡 人と自然のネットワーク」のみなさんとは、保津川の環境保全に向けた取り組みでは、互いの得意分野を活かして一緒に頑張っている私たちプロジェクト保津川としても、嬉しい限りの出来事です。

「人と自然のネットワーク、環境大臣表彰」

平成21年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰の受賞式が4月28日、新宿御苑(東京都)で行われ、アユモドキの保全活動などを進める「特定非営利活動法人・亀岡
人と自然のネットワーク」(上田稔代表)が保全活動部門で受賞した。同表彰は、自然環境の保全に関し顕著な功績があった人物や団体を讃えるもので、今年は
京都府内から4団体が受賞。亀岡では平成16年度に自然ふれあい部門で亀岡市地球環境子ども村が受賞している。

今年、受賞した「特定非営利活動法人亀岡
人と自然のネットワーク」は平成15年6月1日に発足し、平成17年6月に法人格取得。幅広く自然環境保護への取り組みや研究、調査などを取り組んできた。京都学園大学のバイオ環境学部とも連携し、より踏み込んだ研究を進めている。なかでも力を注ぐのが絶滅危惧品種であるアユモドキの保全で、渇水期での援助や密猟の防止パトロールのほか、産卵場所の特定や生息環境・生態的特性の把握調査、外来種防除、観察会を行うなど、希少種の保全と普及啓発に取り組んでいる。

今回の受賞にあたり上田代表は「これまでの活動が全国の公の場において認められたことは嬉しい。これを機に、市民に情報を公開しながら一緒に保全活動を行っていきたい」と話していた。

実際に、亀岡市文化資料館では、同館協力のもとでアユモドキを水槽に入れて市民に公開するなど、市民レベルでの保全活動に向けて積極的な姿勢をとりながら、保全活動へのアイデアをしぼる。現在も、親子で自然に親しみながらアユモドキを見守る取り組み「アユモドキ見守り隊21」などを実施している。一方で、環境の悪化で、アユモドキが生息しにくい状況は深刻化を増す。

メンバーらは「受賞したがアユモドキがいなくなったのでは何の意味もない。今回の受賞はあくまで通過点にすぎない。さらに気を引き締めて環境保全に力を注ぎたい」と強調していた。

(5月15日付 亀岡市民新聞

「亀岡人と自然のネットワーク」が、特に力を入れて取り組まれているアユモドキの保全活動は全国的にも大きな注目を集めていますが、生息状況は依然として予断を許さない状態です。プロジェクト保津川としても、今後もより連携を深め、保津川の豊かな生態系を守っていきたいと考えています。

人と自然のネットワークのみなさん、おめでとうございます!

(H)

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