2009/04/20
トヨタ財団「地域社会プログラム」ワークショップに出席しました
前日(18日)の贈呈式に引き続き、昨日19日(日)には、トヨタ財団「地域社会プログラム」の助成対象者ワークショップが東京・新宿三井ビルにて開催され、プロジェクト保津川も参加しました。
このワークショップでは、広島県・鞆の浦や鳥取県・鹿野町など、全国6つの地域で積極的な取り組みを実施されているNPOのみなさんによる事例報告と、それぞれの活動の将来の展望や現在の課題などのお話がなされました。
どれもこれも、ここには書ききれないくらいに魅力的な取り組みばかりで、「こんなことが出来るんだ!」と驚きの連続でした。どこのNPOにも共通して言えることは、ビジョンが明確に定められていて、その実現のために非常にしっかりと組織化された運営がなされている、ということ。また、財政状態も決して楽ではないとは思いますが、私たちよりも予算規模がゼロが1個も2個も多い!=つまり地域の内外の多くの人や企業に支えられている、ということです。
取り組みの内容だけではなく、そのための資金確保もしっかりと取り組む、という当り前のことが、NPOの運営ではもっとも困難な課題であったりします。その点をどのようにしてクリアしていくのか、私たちにとっても大きな課題であり、先輩NPOのみなさんの取り組みは、大変参考になるものばかりでした。
長野県の小さな小さな村で、山村留学を長年手がけてこられ方のお話も大変興味深いものでした。最初は、地元の方に受け入れてもらえるようになるまで大変なご苦労もあったそうですが(運悪く、あの「戸塚ヨットスクール事件」があったりして、「怪しい!」と思われたとか、笑)、今では夏のキャンプも合わせると村の人口を超える、1,500人もの子供が東京や名古屋、大阪からやってくるまでにもなったそうです。
一つ一つの取り組みは、長年の経験のもとに実施されるものから、私たちのように始まったばかりのものまで様々ですが、単に助成金をいただけるだけではなく、こうして各地の方と交流を深め、ノウハウを共有できる、ということこそがありがたかったりします。
みなさんに負けないように頑張らないと!と思った2日間でした。
(H)