2016/05/23
第94回保津川クリーン作戦を開催しました
5月22日(日)は94回目の保津川クリーン作戦。今回は亀岡市の東部、篠町を流れる西川での清掃活動を地元の自治会のみなさんと一緒に行います。
この西川、以前は亀岡で一番汚い川と言われていました。昭和40年代に河道が直線化された時の護岸工事で両岸は高いコンクリ護岸に覆われ、下水の整備が遅れていたこともあって、以前はヘドロが堆積し、悪臭が漂っていました。
そんな中、2009年ごろからごみマップ調査を地域のみなさんと始めました。この時の調査では、なんと篠町内を流れる3本の川のうち、この西川に88%のごみが集中していることが分かりました。
その結果を受けて清掃活動が始まったのが2011年。この時は2tトラック1台と軽トラ1台分のごみが回収されました。
その後、この西川では京都府南丹土木事務所による遊歩道整備や自然再生工事も始まり、篠町自治会の呼びかけで地元区を中心に「西川左岸ふれあい会」が結成され、年3回の清掃活動が行われるようになりました。
今日は今年度初めての活動日。周辺住民のみなさんや亀岡電子、ローソン亀岡馬堀店、そして安詳小学校5年生のみなさんなど200人を超える方々がお集まりくださいました。
今、小学校の総合学習の授業で「海ごみ」問題に取り組んでいる子供達。宝物を探すように、楽しくごみを集めてくれます。レジ袋の多さにびっくり。足元の草をちょっとかき分けると、ペットボトルなどもたくさん。ごみによって溜まり方が違う、ということを知ったのも勉強になったそうです。
堤防の上では大人チームが草刈りもしてくださっています。夏のような天気、みなさん汗をかきながらの作業、ありがとうございます。
あっという間にごみ袋もいっぱいに。だけど、ここがほんの数年前までまるでドブ川のような汚い川だったなんて嘘のようです。長靴の中に水が入って大騒ぎしていた子供たちも、途中からそんなことはどうでも良くなったようで、ジャブジャブと川の中に入っていきます。私たちも子供の頃、こんな風に遊んでいたなあ、と懐かしくなります。
今日の嬉しい発見。なんとシジミがたくさん住んでいました。果たしてこれが本来こういう場所に住んでいたマシジミなのか、それとも外来種のタイワンシジミなのか、同定するのは難しいのですが、マシジミだったらいいですね。落差工が撤去されたことで、保津川の本流からもたくさんの魚が遡上してくるようになりましたし、少し上流に行くとホタルも飛んでいます。
亀岡一汚かった川が、亀岡一愛される川になるように!と私たちが元気をもらった今日のクリーン作戦でした。