2008/10/15
バングラディシュからプロジェクト保津川へのインタビュー(第2回目)
今回もバングラディシュ政府の方々のJICA(国際協力機構)による研修の一環で、京都学園大学においてプロジェクト保津川への聞き取り調査が行われました。
ちなみに前回のようすは下記をご覧ください。
今回、亀岡を訪れられたのは、バングラディシュで農村開発を担当されているお2人。
バングラディシュでは農村開発・地域振興に大学関係者が関与することはなく、逆に、日本では農村開発・地域振興に進んで大学関係が関与する流れがあり、その流れを調査されています。また、経済的なアプローチでの農村開発は失敗が多く、これからは文化的アプローチでの農村開発が最適ではないかと、農村開発及び地域振興の一役を担っているNPOなど市民団体、自治会などの活動にも注目されています。(本日15日は亀岡市篠町自治会を視察の予定です)
今回、先日行われた「保津川筏復活プロジェクト」のイベントや「筏連絡協議会」といった行政、企業、市民団体など多種多様な団体の組織作りの説明をさせていただきました。
トップダウンではないボトムアップによる組織の柔軟性、機動性、また、いろんな組織が集まることでの組織の多様性などを説明。バングラディッシュにはない組織のあり方、そして、筏という文化を通しての流域住民の交流、地域の発展の可能性など、熱心に耳を傾けていただきました。
筏流しの説明の中で、保津川流域でご健在の元筏士の方は現在3名と説明すると、バングラディシュには竹筏の筏師が居ますので、いつでもバングラディシュから派遣しますとおっしゃっていました(笑)。またいつかバングラディシュの竹筏に乗ってくださいねと招待を受けました。日本とバングラディシュの筏を通した交流というのもいいかもしれませんね。夢は広がっていきます。
いつの日かバングラディシュに日本の筏が下る日を夢見て!
(K)