2008/09/23
大雨後の保津峡ゴミ緊急調査
先日の大雨(21日)の翌朝、保津峡のゴミの状況の緊急調査を行いました。
普段と大きく違うのは、川の流れが濁流になっていて、水位も大幅に上昇していることです。プロジェクト保津川でも普段清掃している場所も、水に浸かっています。先日ラフティングをした所などは、完全に隠れてしまってます。当然といえば当然なのかもしれませんが、実際目の当たりにすると、自然の大きさを感じてしまいます。
と言うのは置いておいて、、、そこかしこにゴミが浮いています。
久しぶりの雨だったので、ゴミの量ももっと多いのかと思っていましたが、船頭さんによると、今回は水量の関係でちょうどキレイに流れてしまったのかも?との事でした。それはそれで、下流や海にゴミが流されたということで、大きな問題です。
以下、当日のゴミの写真などをご紹介します。
流れがゆるやかになるところには、ゴミが溜まってます。
また、水辺から少し上にもたくさん溜まっています。ここまで水がきたたみたいですね。水のラインじゃなく、ゴミのラインが出来てしまってます。。。
川べりの柳の木に何か、いっぱい引っかかってます。
テトラポットにも大量のごみが流れ着いています。
濁流の向こうに、よく見るとゴミが大量に打ち上げられています。
また農業用の肥料袋やペットボトルなどもカラフルに浮いてました。
峡谷のちょっとした河原にもたくさん打ち上げられてました。
農業用の肥料袋が流れてます。
鳥がいました。オオサギでしょうか。
川の中の木に何かが引っかかってます。
保津峡では近年、年老いて弱ってきたこともあり桜が減ってきつつあります。そこで、保津川下りの船頭さんたちが植樹活動を実施されているのですが、トロッコ保津峡駅近くには船頭さんが桜を植樹された場所が見えます。
しかし、ここもよく見ると、ゴミが大量にあります。しかもこちらは上の道路から放り込んでいるようです。ゴミ箱じゃありません!
巻き返しの場所では、ゴミが渦巻いてます。
ここにもゴミがいっぱい漂着しています。
河畔の木にも、ビニール袋のようなものがいっぱい引っかかってます。
船のそばを発泡スチロールが一緒に流れていました。
そしてゴールの嵐山。渡月橋のすぐ上の堰にも、ゴミが引っかかっていました。
ちょっと分かりにくいですが、川向こうでは清掃車が停車中。堰に引っかかったゴミを撤去されているようです。
また、渡月橋の上から川面を覗き込むと、河原にゴミが大量に引っかかっていました。
終了後、昼からもう一度嵐山に行ったところ、雲が晴れていいお天気に。このあたりでは保津川は桂川と名前を変えますが、川の向こうに愛宕山がきれいに望めました。
この日は、保津川下りの安全航行のために船頭さんたちが朝早くから危険な中、安全点検も実施されていました。そして嵐山では観光客のみなさんが来られる前に清掃活動も行われていたり、とこの川には色んな人のたくさんの想いが詰まっていることを改めて教えてもらえた今回の調査。みんなの力で保津川の環境を守っていく必要性を、強く感じました。
(H)