2008/08/18

鮎寿司

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丹波の伝統料理、鮎寿司をみなさんはご存知ですか?

若狭から京都に向けて鯖を運ぶ「鯖街道」があるように、京都府中部を流れる保津川流域の日吉や亀岡、あるいは京都府北部を日本海側へと注ぐ由良川の上流にあたるる美山や和知で獲れた鮎を丹波→園部→八木→亀岡を経て京の都へ運ぶ街道が、鮎の道、「鮎街道」でした。

鮎桶に水をいっぱい入れ、走りながら、わざと水しぶきを上げながら鮎を運んだといわれ、いくつかある「鮎の道」のうち、南丹市園部町は由良川から京都へと鮎を運ぶルートの中間地点でもありました。

そんな園部に明治32年(1899年)、鉄道が通り園部駅が開業することになります。現在はJR山陰本線や嵯峨野トロッコ列車でおなじみとなった、京都鉄道の京都~園部間の開通です。このとき、大阪の料亭「淡宇」の支店として、駅弁販売店「淡路屋」が創業(明治43年、1910年)します。

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以来、淡路屋の看板商品の「鮎寿司」「鯖寿司」は、あらゆる書籍(「美味しんぼ」56巻でも取り上げられている!)やテレビで取り上げられ、全国各地で開かれている「駅弁フェア」や「駅弁大会」においても即完売になるような人気ぶりだそうです。

鮎をかたどった容器に丸々二匹使った贅沢な逸品。鮎は酢と塩でしめたものです。酢飯の甘さと鮎本来の甘さが合わさった上品な味わいとなっています。付け合せは自家製山椒の塩漬け。夏から秋にかけての販売で、購入は要予約となっています。

お問い合わせ:淡路屋 http://www.awajiya.com/

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