2008/08/05
亀岡の白鷺
この時期、田んぼに姿を現す神秘的な白い鳥、そう白鷺(シラサギ)です。
白い鷺をまとめて白鷺と呼んでいますが、シラサギという和名の種はいません。白鷺と呼ばれているサギに含まれるのは、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギなどの4種です。このうち、チュウサギは環境省指定の準絶滅危惧、京都府の準絶滅危惧種に指定されています。他府県では、その他の種も要保護種になっている地域もあり4種ともに見ることのできる亀岡は、全国的にも貴重な地域です。
上の写真はアマサギ。頭から首にかけて亜麻色の羽が美しい鳥です。このアマサギとチュウサギとは、わりとはっきりした渡りをするようで、この季節に水田でよくみかけます。京都市内では、鴨川にダイサギとコサギがたくさんいますが、チュウサギやアマサギはいないようです。
ちょっと前に、コウノトリが飛来して話題になりましたが、いろんな種類の白鷺が普通に暮らす亀岡の毎日というのも、実は貴重な風景なのではないでしょうか。
アマサギの存在は知りませんでした。
保津川にはけっこうよく行ってるんですが、見た記憶がありません。
次からは少し意識して探してみることにします。
>クージーさん
アマサギ、以前はよく見かけましたが、最近急速に姿を減らしているように思います。渡り鳥ですから、越冬地である東南アジアの環境変化も影響しているのでしょうか。
ちなみに、写真のアマサギは、ちょうど今頃の夏羽ですが、冬羽は亜麻色の部分がもっと少なくて、それはそれでまた美しいものです。