2008/07/23
大商大・佐々木ゼミのみなさんが清掃ボランティア体験をされました!
さる21日(日)に大阪商業大学総合経営学部佐々木謙一ゼミのみなさん5名が清掃ボランティア体験のため、保津川にお越しになりました。
普段は、公共経営学という地域のあり方と自治体のあり方について学ばれている皆さんですが、毎年恒例のボランティア体験ということで、保津川のごみの現状と地域での取り組みを学ぼうと遠いところをはるばるお越しくださいました。
おりしも猛暑の一日となった昨日、炎天下での作業は体にも負担が大きいので、保津川下り乗船場周辺で川やごみの現状をご覧いただき、清掃活動は小一時間のみの実施となりましたが、それでもいろいろと普段とは違う経験に大変興味を持っていただいたようでした。
わずか1時間足らず、6人での清掃でしたが、花火や空き缶など、ゴミ袋12袋分も集まりました。清掃活動の合間には、保津川下りの船頭さんたちにもいろいろとお話をしていただいたり、保津川の自然環境のお話もさせていただいたり、と短い時間でしたが盛りだくさんの内容だったのではないでしょうか。
清掃活動終了後は、お楽しみの保津川下りに乗船、少しは涼しくなった時間の船旅はどうだったでしょうか。
今日、先生からいただいたメールでは、保津川下りを終えた後のフリーディスカッションで、ゴミを減らすために自分たちでできることからはじめていこう、というふうに話し合われたそうです。学生のみなさんひとり一人が日ごろの生活の中で昨日感じたことを実践し、自らゼミでの研究に生かしていただければ、と願っています。
ぜひ、今度は遊びでも保津川に来てくださいね!ありがとうございました。
原田 先生
河原林 さま
ボランティア体験の実施にあたっては、猛暑対策をはじめ、過分なお心配りを頂きまして厚くお礼申し上げます。おかげさまで無事に終えることができました。プロジェクト保津川の益々のご発展を祈念しております。
今回の保津川情掃体験で実際に不法投棄されたごみや漂流ごみを目の当たりにして、想像していたよりもひどかったので思わず言葉を失ってしまいました。漂流ごみは普段の生活で使用するものが多かったですが、中には農業をしている人が目を離しているうちに流されてしまった泥除けのようなものなど無意識に「ごみ」になってしまっているものが気になりました。いくら無意識といってもそれが生物の命を奪うことになってしまっていては故意にしている人と変わりません。私も、もしかすると気づかないうちに環境を破壊する加害者になってしまっているかもしれません。そのようなことになっていないか、もう一度、自分自身を見直してみようと思いました。
清掃を通して分かったことは、ちょっとした意識の差でごみを減らすことあるいは増やすことに繋がるということです。だから一人ひとりが意識してごみを出さないように努めなければいけません。特に、観光客や外部の人たちの理解が重要であると思いました。
最後に原田先生、本当にありがとうございました。私が今回の清掃に一生懸命取り組めたのは原田先生や地元の人たちの保津川を何とかしたいという思いが私たちに伝わったからだと思います。保津川環境保全の取り組みを熱心にお話されている原田先生のお姿を見て、私も一つでも多くのごみを拾い、川をきれいにしたいという気持ちになりました。
私たちが拾ったごみは一部に過ぎず、すぐに川をきれいにすることは不可能ですが、私はプロジェクト保津川の取り組みを多くの人たちに伝えていこうと思います。今回の清掃ボランティア参加で、私は保津川を訪れ京都の自慢できる場所を新たに発見できました。また、保津川に行きたいと思っています。プロジェクト保津川の活動により、保津川の環境保全に関心を持つ人の数が増えることを祈っております。保津川の水がかつての輝きをとりもどすことを心から願っています。 大商大佐々木ゼミを代表して。
佐々木先生、ゼミ生のみなさん
先日は猛暑にも関わらず、また遠いところをありがとうございました。
大阪の飲み水の源でもある保津川の環境悪化は、何も亀岡地域の問題だけではなく、京都や大阪、そして神戸地域まで、いわば近畿一円の問題でもあります。そういう大事な川が、今、本当に大変な状況になりつつある、そういうことを少しでも肌で感じていただければ、と思いました。
でも、そうは言ってもやはり私たちにとってはふるさとの誇りともいうべき川です。一人一人が、少しずつ気をつければ、少なくともゴミの問題は解決できるものだと思います。
ぜひ、また保津川にも遊びに来てくださいね!
佐々木先生、ゼミ生のみなさん
先日は猛暑の中、遠方より清掃活動ご苦労様でした。
また、保津川下りにご乗船していただき有難うございました。
清掃活動、保津川下りと、今の保津川の状況が少しわかっていただいたのではないでしょうか?
私は、保津川下りの船頭として、よく乗船客の皆さんに問いかけることがあります。
「近くに川はありますか?その川を最近眺めたことがありますか?」と。
いつも決まって「川はあるけど、最近気にしてみてないね。」とおっしゃいます。
そこで私は「これを(保津川下り)機会に地元の川をちょっと気にかけてくださいね。」とお願いします。
川への無関心は「保津川」だけではないのですね。この無関心が川の環境悪化へと繋がる。
私たちは、歴史的な川「保津川」をキーワードにこれからも川の情報発信を行なっていきたいと思っています。
ぜひ、再度、保津川を訪れていただき、いろいろな意見、お聞かせいただければ幸いです。