2022/08/31
2022年8月28日(日)「みんなでつくる環境フェスティバル」を開催しました。
夏休みの終わりが近づく8月最後の日曜日に、亀岡市役所の開かれたアトリエなどを利用して、「みんなでつくる環境フェスタ」を開催しました。
こんな環境フェスティバルがあったらいいなという発想で、「みんなでつくる」をコンセプトにたくさんのプログラムを行いました。
SHOGEN とゴミ収集車にペイントしよう!
ペイントアーティスト SHOGEN さんといっしょに、(株)南丹清掃と亀岡市環境事業公社のごみ収集に参加者の約60人ほどの親子連れが、それぞれが思い思いの絵を描きました。
動物や花々、恐竜や動物、自然の風景。手形や、鮮やかな色の模様が、それぞれの車両に描かれました。
こんなふうにペイントされているだけで、ごみ収集車のイメージが変わりますね!
亀岡の街中で見かけるのが楽しみです。
夏のコンポストワークショップ
千歳町の道端で、その場で採れた新鮮野菜、地域伝統の編笠団子を黄色の屋根のテントで販売されているグループ”くらしゴト Labo”さんのHOZUキエーロづくりのワークショップです。
キエーロとは、土の力で生ごみを分解する生ごみ処理器のことです。
午前と午後の2回開催され、どちらも5組づつが参加し、キエーロを作りました。
ごみの処理には、たいへんコストがかかるそうです。
生ごみが家庭で処理されると収集されるごみの量が減ります。そうするとコストも減ります。
コストが減ると、その費用が福祉や教育などその他にまわせるというメリットがあります。
HOZUキエーロは、自然にも財政にも優しい取り組みです。
今後ますますキエーロを手作りする人が増えてくるはずです!
学生さんの研究発表や企業や行政の展示
京都先端科学大学
亀岡市内の河川でのごみ調査、マイクロプラスチック調査の結果についての展示発表。
大阪商業大学
国内外の脱プラスチックの取組み調査、イタセンパラの野生復帰について、海産天然遡上鮎の復活について、淀川水系のプラスチックごみ問題についての展示発表。
TIGER
家庭で使わなくなったステンレスボトルの回収や、リサイクルされる前のバラバラになったボトル資材の展示が行われました。
ごきげんラボ
「ゴキゲンのWA(輪)」をテーマに 、つかわなくなったステンレス製カトラリーが開催されました。
家庭で不要になったたくさんのステンレス製のカトラリーが集まりました。
集めまったスプーンやフォークは、新たな商品に生まれ変わります。
これは、”ごきげんラボ”さんが考える使わなくなったものを捨てるのではなく再資源化し、サーキュラーエコノミーの実現を目指す活動のひとつです。
映画「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る 2050 年」上映会
ニューヨーク、ブルックリンの5年生たちが世界的に大きなプラスチック汚染問題を学び、彼らの視点でこの問題の根幹が何かを問いただし、解決に向かって自分たちのコミュニティーからアクションを広げて行くまでの2年間を追った長編ドキュメンタリーです。
プロジェクト保津川も協力し制作した、亀岡のみなさんもたくさんが声優として参加した日本語吹き替え版を上映しました。
たくさんの方に、見ていただける絶好の機会となりました。
~可愛く楽しくエコに参加!~マイクロプラスチックでアクセサリーをつくろう
人が捨てたプラスチックが内陸から流れだし、散りじりに細かく砕かれ、海外にうちあげられたマイクロプラスチック。
再び人に拾われ、かわいいアクセサリーに生まれ変わりました。
海に想いをはせるアクセサリー。
海の環境問題について考えさせられるワークショップでした。
夏の思い出に、みんなでつくった環境フェスティバル
ごみ収集車に絵を描いたり、キエーロを作ったり、展示見たり、映画を見たり。そして、マイクロプラスチックでアクセサリーを作ったりと、約200人ほどの参加者と1日いっしょに過ごしました。
亀岡市は、日本でいち早くレジ袋を禁止し、最近では環境先進都市と言われるようになってきました。
幼稚園や学校でも環境教育がなされ、環境問題に関心を持つ子どもたちも増えてきています。
プロジェクト保津川、くらしゴト Labo、川と海つながり共創プロジェクトの三者で主催し、(公財)亀岡市環境事業公社、(株)南丹清掃社に協力をいただきました。
エコな取り組みに協力して頂いているキッチンカーにも出店して頂きました。
また、このフェスティバルは、亀岡市支えあいまちづくり協働支援金、京都府地域交響プロジェクト(申請中)の助成を請けて開催しました。
こんな環境フェスタがあればいいなということで行った今回の「みんなでつくる環境フェスタ」でしたが、たくさんの方の協力のもと実際に参加者と共に楽しみながら環境について考えるきっかけとなる手作りのフェスティバルとなりました。
またこれをきっかけに、エコ=規制だけではなく、それを逆手にとったエコを楽しめるイベントを今後も考えていきたいと思います。
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