2013/09/30

9/28(土)、29(日)、保津川の特別清掃会を実施しました!

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9月15日夜から16日にかけて近畿地方を襲った台風18号は、記録的な豪雨をもたらしました。幸い、人的な被害はほとんどなかったものの、各地で浸水や土砂崩れが起こり、大きな被害をもたらしました。亀岡を流れる保津川も久しぶりに氾濫し、水が引いた後には大量のごみや流木、ワラが漂着しました。上の写真は、水が引いてきた保津小橋です(9月18日撮影)。欄干をもうけず、増水した時にはあえて川の流れの中に沈むことで橋が流されることを防ぐ「沈下橋」や「潜没橋」という形の保津小橋ですが、流木と水圧で、なんと橋げたが折れてしまい、現在通行止めになっています。

私たちプロジェクト保津川でも、何かできることはないか、と考えた結果、少し落ち着いてから臨時の清掃活動を市民のみなさんと行おう、ということになり、この週末(9/28・29)に特別清掃会を実施しました。さて、そのレポートです!

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みなさんもお仕事やご家庭の用事もあるだろう、ということで、GWのBBQごみ一掃作戦同様に、朝7時からのスタートとしました。早朝から果たして集まってもらえるかなあ、と心配していましたが、新聞で報道していただいたこともあって続々とボランティアのみなさんがお越しくださいました。お集まりいただいた人数は、28日(土)が39名、29日(日)は60名、なんと計100人ものみなさんにお越しいただきました!

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堤防には帯状になってごみが流れ着いています。ほとんどがペットボトル・・・、朝日にキラキラ輝いて、まるでペットボトルのお花畑のようでもあります。写真で見る以上の迫力?に、みなさん「うわぁ!」と声を上げて、驚かれていました。

ペットボトルごみ=ポイ捨て、と思われがちですが、今回のように洪水が起こると、自動販売機の横に置かれているゴミ箱ごと流されてしまうこともあると思います。改めて、ちゃんと回収できる仕組みが必要だなあと思いました。

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ペットボトルのような軽いごみの他にも、ドラム缶や冷蔵庫なども。ちなみにドラム缶は、お風呂にしよう!と参加者の方が持ち帰って下さいました!でも、どうしてこんなものが川を流れているのでしょうね。

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こちらは濁流が流れ込んだ田んぼ。大量のごみや流木、竹などが稲をなぎ倒しています。収穫を目前にしての洪水、お百姓さんも残念でならないことだと思います。ごみを片付けることで、少しでもお百姓さんの片付けも楽になれば、とみなさんでごみを取り除いていただきました。

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JRの線路沿いの雑水川堤防。保津川の本流からは500m以上離れていますが、洪水は、こんなところまでやってきました。線路の向こうの住宅地にも水は押し寄せ、浸水した家も少なくなかったと聞きます。

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今回も、市民のみなさんだけではなく、保津川下りの船頭さんやラフティングのインストラクターのみなさんも忙しいお仕事や復旧作業の合間をぬってたくさん駆けつけてくださいました。

重いごみを率先して回収していただいたり、みなさんが集めて下さったごみを回収ポイントまで運んで下さったり、と大活躍でした。また、ベテランの船頭さんは、「ワシの軽トラでも運ぼう!」と、急遽ごみ袋の回収・運搬役を買って出てくださいました。

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こちらは28日にお集りいただいたみなさんです。(2日目は集合写真を撮るのを忘れていました、スミマセン!!)

今回は、地元だけではなく、京都市内や大阪府からもたくさんの方にお越しいただきました。新聞やツイッター、facebookなど、いろんなメディアをご覧になって清掃活動があることを知って下さったとのことでした。

「いつも保津川には楽しませてもらっていますから」という、ラフティングやモーターパラグライダーを楽しまれている方々、「保津川の復旧に少しでも役立てたら」という旅行会社の方々、「もとのきれいな保津川を見たいから」という学生さん。いろいろな方が、お越しくださいました。ありがとうございます!!

次回は10月20日(日)に「ふるさと清掃運動会in保津川」として、さらに大量のごみが漂着している山本浜を会場に清掃活動を行います。ぜひみなさんのお力をお貸しください!

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