2013/07/31
7月21日、環境教室「まるごと川あそび」を行ないました!
7月21日、今年もトヨタ・アクア・ソーシャルフェスとのコラボレーションで、保津川で「鮎狩り」を開催しました。遅くなりましたが、当日のレポートをお届けします!
まずはじめに、スタッフよりいろいろ説明。普段、川遊びなんてしたこともない、というお子様も多いので、万が一に備えてライフジャケットの正しい着方も丁寧にご紹介。ライフジャケットを着ることじたいが初めてのお子さんも多く、楽しく準備です。
さて、出発。草むらをかきわけ・・・
小さなせせらぎを遡り・・・そうそう、ここは湧き水が湧いているので、びっくりするくらい水が冷たいんですよ!
そしていよいよ保津川の本流を渡ります!といっても、ここは川幅も広くて、危険はないのですが、小さなお子さんが転倒したときに備えて、すぐ下流側ではスタッフがみんなを見守ります。
さて、現場に到着。すでに、鮎の塩焼き用の炭火を起こしたり、とボランティアにかけつけていただいたみなさんも準備を整えて待ってくださっていました!
さて、みんなでまずは鮎の追い込み漁!上流に、川を横断するように網が張られているのですが、みんなで川をバシャバシャと大きな音を立てて歩いて、鮎をビックリさせます!・・・といっても実は写真の左側の方は結構流れが急なので、みんなおっかなビックリ。漁師さんたちの手際の良さに、目をまん丸にして眺めている子もいました。
しばらくすると、あちこちから「獲れたよ〜!」の声。どうです、このスマートな姿。スーパーで売ってる養殖鮎とは形も、そして匂いも全然違います。みなさん、鼻を近づけてクンクン、「あ、キュウリの匂いがする!」「スイカの匂いや!」と驚かれていました。自然の川で、コケを食べて育った鮎は、キュウリやスイカのような匂いがします。
実際、鮎は「キュウリウオ科」に属していて、香りの良さから「香魚」とも呼ばれたりしているんですよ。ちなみにシシャモは近い親戚。鮎もシシャモも、サケの仲間なんですよ。
今年はたくさん獲れます!どんどん串を打って塩焼きにしなくっちゃ!と、ちびっ子も初めての串打ちに挑戦。そして、炭火でじっくり焼きます。
だけど、ガスと違って時間がかかるんですよね、炭火で焼くと言うのは。そこで・・・
というわけで、待っている間、今度はゴリ踏みを楽しみましょう!三角形の手持ち網と足を使って、京都ではゴリと呼んでいる(標準和名はヨシノボリ)を捕まえます。
天ぷらや佃煮にしたら美味しい魚を、昔ながらの獲り方で。小さなお子さんでも楽しめるゴリ踏み、大にぎわいでした!
さ〜て、みんながゴリ踏みを楽しんでいる間に、漁師さんたちは次の鮎漁の準備です!
今度はみんなで巻き網漁、少しずつ、少しずつ、丸く張った網を小さく絞っていくとまたまたたくさんの鮎が獲れました!
せっせとみんなで串を打ちます!美味しい鮎の塩焼きが待ってるぞ!
たくさんの鮎が獲れたので、子供たちだけじゃ串打ちが間に合いません!というわけで、応援にかけつけてくださった自治会のおじさんたちもせっせと串を打って下さいました。「100匹は串打ったで〜!」とおっしゃってました、ありがとうございます!
焼いて焼いて、
そして、食べよう!食べよう!焼きたてアツアツ、最高ですね!
保津川の鮎、かつては皇室に献上される「献上鮎」として最高級の評価を得ていました。あの北大路魯山人も東京まで活けで運ばせたというほどの絶品。でも実は、今は下流にいくつも堰堤が設けられて天然遡上の鮎はほとんどいません。この鮎も、漁協のみなさんが稚鮎を放流されたものなんです。
こんなに美味しい川の恵みを、私たちの暮らしのすぐそばで味わえるのですから、保津川の天然鮎もぜひ復活してほしいものですね!
お腹いっぱいになったら今度は川遊び!ぷかぷか流れるのも、気持ちいいでしょ!
最後にみんなで記念撮影!なんと今年は130人で川の中に入っての記念写真となりました!そりゃ、そのほうが気持ちいいですよね!
みなさん、最高の笑顔ですね!
当日の様子は、アクア・ソーシャルフェスの公式ページでも紹介いただいているのでぜひご覧ください。
今回のイベントは、保津川遊船の船頭さん、保津川漁協のみなさん、保津おやじの会のみなさん、篠町まちつくり推進会長尾山部会のみなさん、そして個人でボランティアスタッフとしてかけつけてくださったみなさん、と大勢の方の協力で無事に終えることが出来ました。みなさん、ありがとうございました!
年に一度は、こういう楽しいイベントもいいよね!とみんなにこやかにお話ししていました。保津川の鮎がもう一度、日本一の鮎と呼ばれるように。みんなで川を美しく守って行きたいですね!
さあ、次回は8月7日と8日に、保津川花火大会のエコステーションと早朝清掃です。みなさんのご参加、お待ちしています!