2021/09/20
第142回保津川クリーン作戦を宇津根橋周辺で開催しました。
2021年9月19日(日)、前々日に台風が通過し開催が危ぶまれましたが、爽やかな秋空の下、亀岡市大井町の宇津根橋周辺で保津川クリーン作戦を開催しました。
今年もWorld Cleanup Dayに協賛した開催です。
早朝から、54名の方に参加して頂きました。
ありがとうございました。
この場所は、普段から釣り人や余暇を楽しむ人が訪れる場所です。
近くでは現在、新宇津根橋への架け替え作業が行われており、竹林の伐採も行われました。
少し見通しもよくなっており、以前に比べて人の目に多くふれるようになっているように思われます。
土手沿いの道路
しかし、写真を見てもらって分かるように、土手沿いの道路では、相変わらずポイ捨てや不法投棄が行われています。
日中は車の往来が多い場所ですが、竹林があり人眼に付かないと思われているのが原因かもしれません。
また、ポイ捨てゴミがポイ捨てを呼んだり、ここに捨て慣れた習慣を持つ人がいるのかもしれません。
犬飼川と保津川の合流地点付近
ここは、犬飼川の河口があり、保津川と合流する場所です。
犬飼川から流出するごみや、雨が降ったり、日吉ダムの放流が行われると増水し、保津川上流から流れてくるごみが川沿いにひっかかります。
またこの場所で、余暇を過ごす人も多く、BBQを楽しむために持ち込まれたごみが放置されたものもあります。
第142回保津川クリーン作戦で集められたごみ
びっくりされるかもしれませんが、浴槽まで見つかりました。
捨てられたものか、農作業で水を溜めるために川沿いに持ち込まれたものかもしれません。
空き缶やペットボトルのごみも目立ちます。
やはり、コロナ過でこの周辺で過ごす人が増えているのが原因かもしれません。
人が集まるほど、とても良いエリアです。しっかり整備し、管理すると地域や社会にとっても有益なのかもしれませんね。
放置されたお弁当
食べ終わったあと、きっちり口を縛られたお弁当の放置ごみです。
ご存じのように、亀岡市ではプラスチック製レジ袋の提供禁止されています。
もしかしたら、条例施行前のごみでしょうか?
見た感じ、そんなに古いものではなさそうなので、市外から持ち込まれたごみなのかもしれません。
どちらにしろ、このごみを放置した人は、このごみが自分や自分の家族の首を絞めることになることに気づいていないのだと思います。
何気なく川沿いに放置したごみかもしれませんが、このごみが川に流れ出し、海洋に出るかもしれません。
その過程で、散り散りになりマイクロプラスチックとなり、動植物に取り込まれ、それが人が食べる食事として、テーブルの上に戻ってくるかもしれません。
波に浮かぶ間に、紫外線により分解され、温暖化ガスを排出。結果、地球の温度が上がり、天災を起こす原因になるかもしれません。
地球の上の物質は、水なり空気なり食べ物となり循環しています。
それらはすべて私たちの身体の一部となるものでもあります。
こう考えると、ポイ捨ては、私たちにとってかなり具体的で身近な問題だと感じないでしょうか?
このようにクリーン作戦では、たんにごみの清掃しているだけではなく、私や私たちのまわりの人々、地球を守る大事に活動なのだということもわかります。
次回の保津川クリーン作戦は?
10月17日(日)にふるさと清掃運動会として、篠町自治会の皆さんと亀岡市篠町を流れる西川にて開催予定です。
詳しくは、後日おしらせします。