2019/12/20
かめおか子ども新聞の記者さんも参加。第126回クリーン作戦を開催しました。
令和元年12月15日(日)、保津川と七谷川の合流付近、京都府亀岡市保津町 出背橋付近で、第126回クリーン作戦を開催しました。
朝早くから、27人の方に参加頂きました。今回は、かめおか子ども新聞の記者さんたちにも参加して頂きました。
1時間の作業で、20L土囊袋48袋、その他タイヤなどの粗大ごみを回収を回収することができました。
ありがとうございました。
七谷川ってどんな川?
七谷川が、京都市から流れていることはご存じですか?
七谷川は、愛宕山の麓の京都市右京区嵯峨樒原から亀岡市千歳町へと、東から西に向かって山を下ってきます。
キャンプ場のある七谷川野外活動センター内を通る辺りが一番七谷川として私たちに親しみがある場所ではないでしょうか?
野外活動センターを過ぎると桜で有名なさくら公園の横を流れ河原林町に入ります。
河原林町に入ると、馬路町方面から流れてくる古川と合流し、南方面に流れを変えます。
田畑の間を蛇行しながら保津町へと入ると、保津川と並走するように流れ出し、やがて合流します。
七谷川も保津川の支流のひとつです。
七谷川は、京都市の樒原、亀岡市の千歳町、河原林町、保津町と4つの生活圏を通り、途中、田畑へと水を供給する役目を持ち、自然環境の豊かな川という印象です。
かめおか子ども新聞の記者さんたち
毎月1回、京都新聞に折り込まれる「かめおか子ども新聞」をご存じでしょうか?
新聞に掲載されている記事を書いているのが、今回クリーン作戦に参加して頂いた子ども達です。
実際に、子どもたちが疑問を持ったこと、興味を持ったことを取材し、新聞を作られています。
今回は、取材も兼ねてクリーン作戦に参加してくれました。
クリーン作戦に参加して、かめおか子ども新聞の記者さんたちは何を感じたのか?
記者さん達は、クリーン作戦に参加し、ごみを拾う中で、たくさんのごみが川に捨てられていることを知ることになりました。
なぜ、こんな風に川に ごみが あるのかと、大人に対して怒りを感じたようです。
子ども達は、 川にごみを捨てないという簡単なこともできない大人に、失望してしまったようです。
子ども達は、国連やCOP24でスピーチを行ったグレタ・トゥーンベリさんと同じ気持ちになったのでないでしょうか。
子ども達は、クリーン作戦に参加するまで、川に人間が捨てたごみが流れているということを想像したことがなかったかもしれません。
しかし、この体験をした子供たちはもう無知でありません。
皆さんは、この子どもたちにかけられる言葉が思い浮かびますか?
大人はどうすればいいのか?
ネイティブ・インディアンの諺にこんな言葉があることをご存じでしょうか?
「地球はあなたの両親からあなたへと与えられたものではない。あなたの子供があなたに貸し出したものだ。人は祖先から地球を継承するのではない。子供たちから借りているのだ」
「 何事を取り決めるにあたっても、われわれの決定が以後の七世代にわたっておよぼすことになる影響をよく考えなくてはならない 」
ハッとさせられる言葉ではありませんか。
大人も現実を見てみませんか?
子ども達が怒りを感じたように、川に捨てられたごみ、特に不法投棄されたであろうごみを見ると、大人も怒りを感じます。
最近は、ニュースなどで環境問題についてたくさんの記事が流れています。
ニュースを見ているだけでは、画面の向こうの遠い話のようには感じませんか?
普段、川を見たときに、流れているレジ袋やペットボトルを見ることがあるかもしれません。
でも、それでもまだ自分とはつながってこないと思います。
子ども新聞の子ども達は、川に流れているごみと自分とのつながりができ、すでに考え始めているでしょう。
見ると聞くとは大きく違います。
川ごみの実情を見てみると驚かれると思います。
なぜ、こんなにごみが流れ着いてるのかと疑問を持たれると思います。
次世代に、より良い環境を残していくには、子ども達が行ったように、まずは認知が必要なのではないでしょうか?
まず体験してみることが、その後の議論に活きるはずです。
次回、令和2年1月に行う第127回クリーン作戦のおしらせ
1月19日(日)に、保津峡への入り口、篠町の山本浜で行います。
新年最初のクリーン作戦です。
馬堀駅から徒歩10分と便利な場所です。 駐車場もあります。
たくさんの方の参加をお待ちしております。
詳細については後日お知らせします。