2008/11/14
霧の保津峡
昨日のぽかぽか陽気から一転、今朝は特に冷え込みました。こんな朝は、深~い霧に覆われる亀岡盆地、今朝もご覧のとおりです。保津峡の紅葉もいよいよ色づきはじめ、こんな朝は霧の中のモミジという、幻想的なJR山陰線の車窓から眺められます。
では、京都行きの電車に乗って、保津峡のモミジ観覧のショートトリップに出かけてみましょう!
京都行きに乗って最初のトンネルである地蔵トンネルを抜けて1本目の鉄橋から眺める「大高瀬」。いつもならこのあたりですでに霧が薄くなっていることも多いのですが、今朝はご覧のとおり。
そしてすぐにトンネルに入り、2本目の鉄橋からは、保津峡一の紅葉の名所「女渕」。モミジや桜の木が美しく色づいています。緑の北山杉との見事なコントラスト。幻のような、一瞬の車窓です。
保津峡駅に到着すると、ドアが開いてひんやりとした朝の空気が気持ちいいですね。このあたりまで来ると霧はだいぶ薄くなってきましたが、それでも青空はまだ見えません。
発車してすぐ、現在はトロッコ保津峡駅となっている旧保津峡駅方向を眺めると、まだまだ霧が深いことがわかるでしょうか?本当は山もずいぶん色づいてはいるのですが、写真ではよくわからないですね。
保津峡駅と嵯峨嵐山駅の間には鉄橋は1本だけかかっています。百人一首で有名な小倉山のトンネルに飛び込む寸前にも、美しい紅葉が眺められるのですが・・・、まだ時間が早く、霧ははれ上がっていたものの、太陽の光が谷間にまで届いていないためにきれいに映りませんでした。でも、太陽に照らされた奥の山肌の色をご覧いただくと、きれいに色づいているのがお察しいただけるでしょうか?
時間にしてわずか10分程度、トンネルとトンネルの間から見る、一瞬の風景ですが、日に日に美しさを増す保津峡を眺めるのが、ささやかな楽しみでもあります。
さて、こんな保津峡の美しい紅葉を、空から映した映像があります。TV朝日の報道ステーションで放映されて大きな話題となった「感動絶景シリーズ」です。朝日を浴びて輝く渡月橋や、すきとおった水の保津川、そしてまさに「錦」という言葉がふさわしい山々。ぜひ、ご覧ください、本当にきれいですよ!
報道ステーション 矢野健夫 感動絶景シリーズ~京都~
販売元:ポニーキャニオン |
(H)
京の台所・錦市場にて保津川筏復活プロジェクトの展示会開催中!(~11/29(日))