2021/04/20
第138回保津川クリーン作戦を国の天然記念物アユモドキが住む曽我谷川で開催しました。
2021年4月17日(日)、亀岡市保津町の曽我谷川にて保津川クリーン作戦を開催しました。
前日の夜の大雨が嘘のように、青空の下、早朝から52人の方に参加して頂き、感染防止に十分に配慮しながら周辺の清掃活動を行いました。
この周辺は、国の天然記念物アユモドキの生息地ということもあり、力を入れてクリーン作戦を開催してきている場所です。
曽我谷川は、住宅街や田園地帯を通過して保津川に注ぐこともあり、レジ袋やペットボトル、肥料の袋、タイヤなど様々なごみが回収される場所でした。
地道な活動を経て、以前に比べてきれいになり、ごみも少なくなってきました。
最近では、京都サンガのスタジアムがすぐ裏側に建ち周辺環境が急激に変わりましたが、それでも今のところ環境が悪化することなく、昔ながらの素朴な小川と言った印象が保たれています。
以前に比べて、人の通りが増えたこともあるのか、粗大ごみなどは特に減った印象です。
中学生の参加者を中心に、全国川ごみネットワークが開催されている『水辺のごみ見っけ!』を行い、ごみの調査を行いました。
今回はペットボトル85本、レジ袋68枚、飲料用プラカップ25個が見つかりました。
1時間で回収できた数としては、それぞれ多めの結果でした。
ごみは全部で20L土囊袋×33袋を回収することができました。
たくさんの方に参加頂き、たくさんのごみを集めることができました。
皆さんありがとうございました。
保津川下りと保津川クリーン作戦
曽我谷川河口は、保津川下りの乗船場のすぐそばにあります。
曽我谷川や支流の川を伝って街中から出たごみは、そのまま保津川に流れ込むということになります。
以前は、それが積もり積もって、保津川の環境を悪化、せっかくの景観美を損なうことなっていました。
その状態に胸を痛め立ち上がったのが、保津川で働く船頭さんたちでした。
保津川クリーン作戦も、もともと船頭さんたちの活動から始まったものです。
そして、現在でも、保津川下りの船頭さんたちは環境活動に力を入れて活動されています。
最近新しい試みを始められたので紹介したいと思います。
かめおか保津川エコna川下り
保津川下りでは今年の4月から、『かめおか保津川エコna川下り』という特別ツアーを開始されました。
保津川の環境や漂着ゴミ・プラゴミの現状を見ていただける、通常の川下りでは体験できない特別ツアーだそうです。
川下りの途中で、下船しごみの調査を行い、保津川のごみの現状を知ることができます。(ごみの回収は行いません。)
通常の保津川下りでは、途中で下船することはできないので、特別な体験になります。
京都新聞の記者さんもさっそく参加されたようで体験談が掲載されていました。
SDGsという世界的な取り組みが始まり、その中で「海のゆたかさを守ろう」という目標がうたわれています。
テレビでは、海洋プラスチックの問題が特集され、亀岡市では、優良無料関係なくプラスチック製レジ袋の提供が禁止されました。
保津川クリーン作戦への参加者も増えてきており、環境問題への関心が高まってきています。
それでも、まだプラスチックごみ問題に疑問を感じている方もおられると思います。
見ると聞くとでは、大違い。
電車から見るとただ美しく見える保津川も、船の上から見てみるとびっくりするかもしれません。
保津川で、世界中で解決しなければならない海洋プラスチックごみの問題の一端を体験するよい機会です。
4月10日~6月20日※除外日(4月29日〜5月5日)の間、毎日開催されています。
特別な体験ができるのに、料金も通常より安く、お一人2,000円(小学生以上)だそうです。
しかも、亀岡市内のお菓子屋さんパティスリーペルルの焼き菓子がお土産でつきます。
これからの時期、保津渓谷内も新緑がきれいになり一番良い季節です。
景観美だけでなく、環境面にも目を向けて、保津川の現状を知るため、たくさんの市民の方に参加して頂きたいなと思います。
詳しくは、こちらからお問合せください。
かめおか保津川エコna川下り(保津川下りホームページ内)
GWクリーン作戦を今年も開催
ゴールデン・ウィーク中は、保津川周辺でBBQごみの増える時期です。
今年も、GWクリーン作戦を開催します。
日程:4/29(木)、5/1(土)~5/5(水)の予定です。
詳しくは、後日おしらせします。
昨年は、コロナウイルスの影響が出て、例年に増して残念な状態でした。
今年はどうなるでしょうか。