2008/06/02
大雨後の“緊急”川ゴミ掃除を実施!
先月末に入り雨がよく降った保津川。雨の後の川といえば付き物となるのが川ゴミです!
水位が引いてきた昨日、護岸のテトラポットに引っ掛かった漂流ゴミが打ち上げられて、あまりにも汚れが酷く、景観を損ねていたので、仕事が終わった午後4時から川清掃を実施しました。
暑い気候の日曜日、殆どの船頭が2度も船を下って疲れていたこと、また翌日から雨の日が続くことなどから、私が緊急に提案した川掃除に反対意見もありましたが「今日やらねば、このゴミ山を下流の嵐山に流してしまう」という思いでエコ・グリーン委員長の権限として実施しました。
「ちょっと強引すぎたかな?」とも思いましたが、梅雨期の川掃除というのは掃除に適した条件を待っていては、清掃する機会すら逃すのです。
「天候のいい日にやろう~、水位が引いたらやろう~、明日やろう~、明後日やろう~。」
などと機会を待っていては絶対に出来ないのです。
「今といったら、今!」
即、取り掛からないとゴミを取り逃がし、下流へ流してしまうことになるので「自分1人でもやる!」との思いでした。
そんな私の呼びかけに4人が参加してくれました。たった4人ですが、彼らの“志”の高さに熱く感動し、また心強く感じた次第です。
結局、この日は土嚢袋26個分のごみを回収しました。
ゴミとの闘いは本当に厳しいものです!半端な気持ちでは負けてしまいます。私達、川で生きる者の現場では、川ごみ掃除はクリーンイベントではありません!即、生活にかかわる重要な問題なのです。
「自分の会社がピンチの時に、どうしてのんびり寝てられますか!」
と、昨日のNHK「ルソンの壺」で嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車の長谷川一彦社長が熱く語られたように、私達も熱い思いと高い志でこれからも果てしなく続く“ごみ”との闘いに挑み“水の遺産・保津川”を守っていきたいと思っています。
プロジェクト保津川 豊田