2014/05/24
保津町と篠町山本を散策しました。
プロジェクト保津川のエコツーリズムでは、
保津川周辺地域の自然・歴史・文化を活かしたエコツアーを
企画したいと考えています。
保津川の世界遺産の登録をめざす会の作成した「船頭の里を歩く地図」を利用して、
亀岡市保津町と篠町山本を散策しました。
保津町では、西口さんにガイドをお願いし、保津八幡宮からスタートしました。
写真を交えて10月に行われる保津の火祭りについてお話をお聞きしました。
保津町は、安土桃山・江戸初期の豪商である角倉了以(すみのくらりょうい)と
ゆかりのある町です。
集落の途中にある養源寺には、了以さんのお位牌があります。
庭には、角倉椿が植えられています。
保津町は坂の多い町です。昔の子供たちは、「荷押し車を見たら押すこと」と
しつけられていたそうです。
保津町から、保津川越しの馬堀方面の風景です。
保津町の高台から新緑の山々をバックに見渡す市街地の風景は
「すばらしい」の一言でした。
篠町山本では、区長さんに地元をお話をお聞きした後、
地図を片手に集落の中を散策しました。
山本は、保津峡の入り口の山際にある集落です。
保津と同じように坂道の多いところで、立派な石の塀が印象的でした。
最後に、桑田神社を訪問しました。
この季節、楓の新緑がとてもきれいでした。
宮司さんからは、「秋の紅葉もきれいな場所です。11月20日過ぎになったら、
またぜひ来てください!」と薦めて頂きました。
こちらの神社からも亀岡市内が一望できます。
その場所に暮らす人には普通の景色、当たり前の話であっても、
初めて来る者にとってはとても心地よい風景であったり、
興味深い話であったりすることがあります。
そこに暮らす人にガイドをして頂き、その土地を歩くだけで、
散策の満足度が全然違います。
初めて訪問した私たちにとって、保津町の街並みも、山本の街並みも、
そこから見える風景や、そこに根付いた文化もとても魅力的に感じました。
今後、この魅力を活かし、その場所を訪ねる人にも、
暮らす人々にも喜んでもらえる機会が作れたらなと思える散策となりました。
お世話になった西口さん、山本の区長さん、桑田神社の宮司さん、
集落の皆さま。
ありがとうございました。