2008/04/30
保津川BBQゴミ一掃作戦 5日目
BBQゴミ一掃作戦5日目。祝日明けの今朝の保津浜には、やはりBBQのゴミが散らかっていました。
まずは駐車場横、橋の下のポイント。写真では小さく見えますが、実は写真を撮っている足元にもゴミは落ちていて結構な量です。
そして、たくさんの吸殻。ここで昨日BBQをしていたのは若者グループだったそうですが、声かけの努力もむなしく、ゴミを残して帰ってしまったようです。
少し下がったところ。昨日のBBQの跡と思われる、炭がありました。こちらはパッと見たところゴミは残っていませんが
こちらには大量のゴミは残っていませんでしたが、風で飛ばされたゴミが草むらに散乱していました。「少しだけだし、まあいいか」も、チリも積もれば山となる、です。くれぐれも「ゴミは全部拾う」という、当たり前のことを心がけてほしいものです。
だいぶ地面が見えてくるようになりました。車で河原に乗り入れた跡も見られます。
そして水が引いた後には、ゴミが顔を出す。といういつもの構図。こんな感じで、いろいろなゴミが落ちているのです。
先日の強風の際に、折れて飛ばされた傘が落下したのでしょうか、昨日に引き続き壊れた傘を何本か回収しました。
乗船場向かいから上流方向を望みます。ゴミ一つない河原!菜の花の向こうではシラサギがエサをついばんでいました。
同じく下流方向。保津川下りの船頭さんによると、ここでも昨日はバーベキューを楽しまれていたグループがあったということですが、ちゃんと大きなゴミ袋も持ってこられていたとか。きちんとゴミを拾っていただいたようで、ゴミはまったくありませんでした!
今朝、保津浜で拾ったゴミは全部でこれだけ。毎日掃除をしていると、ゴミの数が目だって減ってきているのを実感できました。
で、早く終わったので、少し上流にある河原にも行ってみよう、ということになりました。すると、、、
そこには目を覆いたくなるような景色が広がっていました。先日まで行なわれていた工事で、車でアクセスしやすくなった河原では、連日たくさんの人がBBQを楽しまれていたのを目にはしていたのですが、遠目にはゴミはないなあ、と安心していました。
しかし、現実には大量のゴミが落ちていました。写真ではゴミはまばらにしかないように見えますが、BBQのゴミ、そして先日の大雨で増水したときに流れ着いたゴミ、とまるで埋め立て処分場のような雰囲気です。
なんと、ベビーカーまで。折りたたみ機構が壊れていたのですが、遊びに来てそのまま壊れたからと、捨てて帰ったのでしょうか。
そのすぐ横には赤ちゃん用の紙おむつまであります。こんな風にゴミを平気で捨てる親に育てられた子供は、どんな大人になるのでしょう。そういうことにまで責任を持ってほしいものです。
増水したときには水が流れ、水の無いときは風の通り道になる河原の下端の木々には大量のビニールやペットボトルなどが引っかかっています。
陸上にある間に回収できればいいのですが、水に流されてしまうと、ご覧のように、途中で引っかかって景観上も醜いものになってしまうのです。
亀岡市内のおなじみのスーパーやお肉屋さん、ドラッグストアのレジ袋。「地球の健康を守りたい」と書かれた袋が泣いています。レジ袋の削減をもっと真剣に考えないといけませんね。
上流側を見ると、菜の花と保津川、そして水運の神様である金比羅山が頂上に祀られている牛松山がきれいに望めます。しかし、実はここにもゴミが。
たとえば対岸のテトラポットの間にはたくさんの発泡スチロールやペットボトルが引っかかっています。これは簡単には回収できる場所ではないので今回は断念。
と、ここで心強い援軍が合流!保津川では最近、すっかりおなじみになったラフティングですが、先日プロジェクト保津川のメンバーにも入っていただいたばかりのビッグスマイルのラフティングのガイドのみなさんです。今朝はたまたまインストラクターの講習に来られたのですが、私たちの姿を見てすぐに手伝いを申し出てくださりました。
正直、あまりのゴミの多さにうんざりしていましたが、こうやってたくさんの人に手伝ってもらえると、俄然元気が出てきます(笑)
保津川下りの船頭さんチームとラフティングガイドさんチームがタッグを組んでの河原の掃除。今度は水上でも一緒に力を合わせてゴミ拾いをしたいですね。出発の準備のあわただしい中、ありがとうございました。
これが、この河原で今日、回収したゴミの量。軽トラック一台に満載です。とはいえ、みなさん仕事の時間が迫っていたので、実は広い河原のごく一部分しかゴミ拾いは出来ませんでした。
そして帰り道、別の場所で見かけたバーベキューゴミ。
つい一昨日、保津川遊船のエコグリーン委員会で掃除をされたばかりの場所です。
ゴミとの果てしない戦いは続くのでした。。。
プロジェクト保津川 原田