2009/04/06
保津川さくら便り(9)
保津川さくら便り。本日は保津川、嵐山編です。春の陽気に包まれた嵐山周辺は絶好の花見日和となりました。保津川は5分咲き~満開。中之島公園の桜は見頃を迎えています。
保津大橋から見た保津川下り乗船場の「さくら」。8分咲き~満開です。
保津川下りの経営母体が阪急電鉄から労働争議を経て、船頭さんたち自身で組織された保津川遊船企業組合となった約40年ほど前に、当時の船頭衆によって記念に植えられたといわれる桜。長い年月、この保津川と観光客を見守ってきたこの桜も、保津川(桂川)の河川改修によって今まさに伐採の危機にあります。堤防の高さをあげる工事のために伐採されるかもしれないとのこと。これらの桜を守るために私たちにできることはあるのでしょうか。桜がこれまでに育つためにどれだけの年月を必要としたか!また当時の船頭衆がどういう思いを持ってこれらの桜を植えたのか!
桜の袂には「ゆきやなぎ」の花が咲いています。地元では「子鮎さくら」とも呼ばれ、ゆきやなぎの咲くころ、子鮎が保津川を遡上するため、そう呼ばれたそうです。 今はもう海産の天然鮎は遡上しませんが、保津峡は桜とともにこのゆきやなぎの花が咲き乱れています。
「女渕」の桜並木ももうそろそろ見頃を迎えます。本日は観光客とともにこんな方も女渕の花見に来られてました。
見えますか?そう、鹿が2頭。陽気に誘われて川沿いに遊びにきたみたいです。
ちょっと拡大してみると・・・。
嵐山・中之島公園の桜はほぼ満開です。
奥に見える「紅しだれ桜」もほぼ見頃を迎えています。
「紅しだれ桜」と「さくら谷」のコラボ!!
「なかのしまばし」から嵐山方面を望むと。
「さくら」と「青もみじ」のコラボ!さあ、だんだん、桜から新緑の季節 へと移ろってきます。
渡月橋から天龍寺へ向かう道すがら。本日も大勢の花見客でにぎわう嵐山。
天龍寺の桜もほぼ見頃を迎えているみたいですね。
JR嵯峨嵐山へ向かう道をちょっとそれるとこんな景色も・・・。
今、見頃を迎えている「嵐山」。そして、今から見頃を迎える「保津峡」。保津川のさくら前線も最終章を迎えつつあります。みなさん、何を差し置いて、先ずは、嵐山・保津峡へ!
(K)