2008/05/18
三船祭
今日は、三船祭。車折さんのお祭りです。
http://www.kurumazakijinja.or.jp/mifunemathuri.html
(雅楽が流れるので、注意)
保津川と呼ばれる川の終着点、渡月橋。その少し上流で、平安時代の川遊びを再現した優雅なお祭りです。車折さんは、芸能の神様でもあり、色々な芸事を、天子様に奉納する、といったものだったと思います。
例年、約10万人もの人が訪れる、と。
平安時代の船遊びを、ここまで大掛かりに毎年再現しているお祭りは、ここにしか無いのでは?と思います。
平安時代の遊びとなると、京都。ですが、鴨川には、船を浮かべられる場所がありませんし、さらに、嵐山は古くから貴族の別荘地だったとか。
簡単に案内文を転記してみると。
京都嵐山・三船祭(みふねまつり)についてのご案内
三船祭は5月14日の車折神社(くるまざきじんじゃ)例祭の延長神事(行事)として昭和御大典を記念して昭和3年より始められた祭りで、毎年5月第3日
曜日に嵐山の大堰川(おおいがわ)において、御座船・龍頭船・鷁首船など20数隻を浮かべて、御祭神である清原頼業公が活躍された平安時代の船遊びを再現
する。三船祭の拝観者は約10万人に及ぶ。【三船祭の次第】(雨天決行、但し神社よりの行列は中止)
正 午 車折神社にてお出ましの式
午後1時 神社より行列が出発(道中約30分)
午後2時頃 嵐山の大堰川にてご船遊はじまる。(船遊は約2時間)
午後4時頃 御上陸の後、嵐山頓宮に入御
と。
12:00~16:00って、短いですが、実際には、朝からお稚児さんのお化粧、着付け、があり、午前11時頃には祝詞をあげ始めてはります。
で、これが11時頃の車折神社の様子。
牛車が展示してあります。
お孫さんの記念撮影。
朝から準備して、少しお疲れ?
ここに色んな道具がしまってあるのかと。
出発の儀式?
紅葉の青葉。
こんな感じでお祓いされます。
で、一旦帰ろうと思ったら、宮司さんのお母さんにお会いしたので、少しお話。
昔の嵯峨のお話をしていただきました。
嵯峨美(京都嵯峨芸術大学)の辺は、昔は池で、そこに木が溜まっていたと。その後、埋め立てられて、今は学校や家などになってしまったそうです。
本殿に人が集まってたので、そちらに行ってみると、何かやってました。
中にはお稚児さん、外は親御さんがいっぱい。
さっき、記念撮影していた傘に付いてた飾りです。
牛車。
結構大きなものです。
行列が出てきました。
お稚児さんも。
ギシギシいいながら動いてました。
これ、分解してしまうんちゃう?
というより、ここで車軸が折れたから、【車折】神社と言われてるんですが。
ほんまに折れそう。
行列は、そのまま渡月橋の方へ。
こちらには、このような案内板が。
今年は22艘の舟、うち供奉船18艘。
この供奉船が、色んなものを奉納します。
一行は中ノ島で乗船中。
すごい人だかりです。
ここに船をくくりつけ、他の船が順番に回ってきて奉納していきます。
両岸とも、見渡す限り、えらい人だかり。
舞が奉納されてます。
その後、順次いろいろな芸事を奉納。
途中で見覚えのある船頭さんが何人か。
船、ボートがいっぱいの中を、かいくぐって行ってはりました。
船遊びが終わって、車折神社嵐山頓宮に入御。
姿を見せることが出来ないので、白い布で隠して移動。
中でなにやら行われ、お祭り終了
ちょうど、その隣には、今は使われてませんが、かつては丹波地方から筏で運ばれてきた材木を流した川が。
材木、いっぺん流してみたいなぁ。
プロジェクト保津川 早田
前、京都観光したときは保津川下りは無期限で休業って言われました。今はできるのですかね。
グッドラックさん
一昨年の落石事故の際は、その安全確保が確認されるまで休業されていました。現在では、京大の地質工学の先生による調査と、その結果をふまえた防止策が講じられ、運航を再開されています。また、安全確認のため、年に2回、休業日を設けられて、峡谷の安全確認をおこなっておられます。
大雨による増水など、安全上の問題があるときはともかく、通年営業されているので、ぜひ保津川下りにもお越しください!