2008/07/29
オオヨシキリ
この時期、保津川や支流の河川敷にはオギが生い茂っています。近 くを歩くと、ギョギョギョ、ギギギギと大きな声で鳴く鳥がいます。
近くを探せば、見晴らしの良い枝先などでさえずっているオスを見つけることができます。この鳴き声の主は、オオヨシキリ。オオヨシキリは、冬、東南アジアなど暖かいところで過ごし、夏前に渡ってきて繁殖します。この特徴的なさえずりから、行行子(ぎょうぎょうし)とも呼ばれ、夏の季語にもなっているくらい人とも付き合いの長い鳥です。
先日、オスがさえずっているそばで、草影で羽ばたく個体がいました。餌をねだる雛かと思ったのですが、何やら口にくわえています。
すると、さきほどさえずっていたオスが来て、交尾になりました。メスが口にくわえていたのは、どうやら巣材のようです。巣作りの最中に交尾とは忙しそうですね。
保津川周辺であれば、どこでも見ることができます。バーベキューや川遊びのついでに探してみてはいかが?