2014/07/21
こども海ごみ探偵団〜ほづがわ編〜が行われました!
「海の日」の今日(7月21日)は亀岡市で進められている「川と海つながり共創プロジェクト」の親子向けイベントとして、「こども海ごみ探偵団〜ほづがわ編〜」が行われました!
一昨年に亀岡で開催された「第10回海ごみサミット2012亀岡保津川会議」をきっかけに始まった「川と海つながり共創プロジェクト」、海のない亀岡から海ごみの発生抑制策に取り組もう、とさまざまな取り組みを進めています。「こども海ごみ探偵団」もその一環として、亀岡にお住まいのみなさんにご家族で保津川や海のごみの様子を調べていただこう、という人気のイベントです。
3年目となる今年は、予想を大きく上回る67名ものみなさまにお申し込みを頂きました!少しずつですが確実に、海や川のごみのこともみなさんに認知されつつあるのかな、と事務局スタッフも喜んでいます。
さて、一行は4艘の舟にわかれて、保津峡一の難所「獅子ヶ口」をめざします。
初めて保津川下りに乗船する、という方もたくさんいらっしゃって、船頭さんの巧みな竿捌きや面白いお話を聞きながらの楽しい船旅です。
さて、亀岡を出発して30分ほどで、「殿の漁場」に到着。ここからは舟を下りて少し歩きます。険しい岩場もなんのその、元気な声が峡谷に響きます。
そして、「獅子ヶ口」に到着。ここは保津峡が大きく蛇行している場所で、いつもたくさんのごみが流れ着く場所です。少し前に、ラフティングのインストラクターのみなさんが清掃してくださっていたのですが、それでもたくさんのごみが帯状になって流れ着いています。
さて、まずはみんなでごみ拾い。ぱっと見たところ、ごみは少ないように見えてもやっぱりいろいろあるものですね。高い岩場の上にもペットボトルがたくさん流れ着いています。中には、タイヤや建築資材の断熱材など、なぜ?と思うようなものも。
いつも船頭さんが清掃作業をされている場所もご案内いただいたりして、改めてごみ問題の深刻さを感じてもらえたのではないでしょうか?
時間とともにぐんぐん温度も上がり、汗が噴き出してきます。それでも、次々と下っていく舟の船頭さんやお客さんから「ありがとう〜!」と声をかけていただくと嬉しいものですね!
さて、ごみ拾いのあとは調査です。ICC(International Coastal Cleanup)という世界共通のごみ調査で用いられている調査シートに従ってごみの組成を調査します。ただ拾うだけではなく、調べることで、原因や対策を考えることにもつながっていきます(そして夏休みの自由研究にもピッタリ!)
さて、調査が終わるとふたたび舟に乗り込み、嵐山をめざします。途中、流れの穏やかな場所では、船頭体験も! 簡単そうに見える櫂引きや竿さしも、実際にやってみると大違い。私たちのまちに400年以上続く舟運の文化を肌で感じていただければ何よりです!
嵐山到着後、今日一日お世話になった船頭さん達にご挨拶をして解散です。さて、来週8月2日(土)には瀬戸内海に浮かぶ無人島「友ヶ島」をみんなで訪れて、ごみの状況を調査します。保津川のごみと、同じなのか、違うのか? 楽しみにしていてくださいね!
さて、今日の収穫。20Lの土嚢袋19袋分のごみのほか、タイヤなどの粗大ごみも少々。今日はずいぶん少ない目、とはいえこの量です(しかも清掃時間はわずか15分ほどなのに)
まだまだ続く、ごみとの戦いですね・・・。