2009/04/18

トヨタ財団「地域社会プログラム」助成金贈呈式に出席しました

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今日は、東京・池袋のトヨタ・アムラックスで開催された、トヨタ財団「地域社会プログラム」助成金の贈呈式に出席しました。

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トヨタ財団「地域社会プログラム」は高齢化や人口減少、環境の悪化など、地域社会が抱えるさまざまな問題を解決するための「仕組みづくり」を応援する目的
で実施される助成で、私たちプロジェクト保津川が取り組んでいる「保津川ゴミマップ」も、この助成プログラムに採択(2年間、355万円)していただくこ
とになり、今回の贈呈式に出席しました。

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式は午後2時からトヨタ・アムラックス4Fのホールで開催されたのですが、贈呈式が行われたアムラックスは、いわば全トヨタ車のショールーム。週末の今日は、たくさんの家族連れでにぎわっていました。玄関ではF1マシンがお出迎えです。

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さて、この助成プログラムでは、助成対象となった地域で活躍する、まさに北は北海道から南は沖縄まで全国各地のさまざまなNPOの方々が一堂に会して、パネルディスカッションやワークショップなどを通じて、お互いの取り組みやそのノウハウ、あるいは抱えている課題を共有することで、さらに次のステップへつなげることも大きな目標とされています。

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今回参加されていたみなさんの中には、たとえば40年前に新線への付け替えによって廃線になった旧中央本線のトンネル群の再生を通じてまちづくりに取り組んでおられるグループや、しまなみ海道を舞台にスローサイクリングを提唱し、免許を取得して本当の旅行業者を目指されているNPOの方などがいらっしゃいました。

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贈呈式の後には、懇親会が行なわれ、各地のみなさんと交流を深めることができました。亀岡の隣、兵庫県の篠山で山芋や黒豆などの特産品の開発や栽培に取り組まれている高校生のみなさんも参加されていて、「丹波県でも作って、独立宣言しちゃいましょうか?!」と盛り上がりました。また、同じくゴミを中心とした環境問題に取り組まれている東京・町田のNPOのみなさんは、レジ袋有料化ではなく、なんとレジ袋撤廃を実現したり、露天商のみなさんも巻き込んでリユース食器を導入した結果、さくら祭で、なんとゴミを8割も削減することに成功した、ということでした。

さらには、2月に訪れた山形・最上川調査の際に、滞在中にたまたま新聞で目にしていた山形・蔵王でニートや引きこもり、若者の就農支援に取り組まれている方を新聞で読んだのですが、まさにそれに取り組まれている方にも出会うことができました。

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懇親会では、なんと生ライブまで!演奏は、愛知県立旭野高校の生徒さんと先生。音楽やお茶会などを通じて地域の活性化に取り組まれているそうです。

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続いて登場されたのは、八丈島の八丈太鼓の保存に取り組まれているみなさん。最近では子供たちの習い事が多様化し、太鼓の打ち手の継承が危ぶまれているそうです。そこで、島の子供全員に太鼓の打ち手となってもらうべく、取り組みを進めているそうです。

そんな風に、各地でさまざまな魅力あふれる取り組みを進めておられる皆さんとの交流も大変教えられるものの多いものでした。明日は引き続き、助成対象団体を対象にしたワークショップに参加します。保津川での取り組みにも参考になるものを持ち帰れたら、と思っています。

(H)

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