2009/08/04
天若湖アートプロジェクト~水の杜展
今年もいよいよ天若湖アートプロジェクトの季節がやってきました!1日には、展覧会「水の杜展」も開幕しましたので、さっそく日吉ダムのスプリングスひよしを訪ねてきました。
日吉の風土に学んだ学生たちの展覧会「水の杜展」、今年は、「村々の姿」に特にフォーカスした展示内容となっています。その内容は・・・
- 毎年恒例となった、水没集落の模型復元
- みんなの母校だった、沢田の天若校の建築模型
- 日吉ダム建設によって消えた7つの村の鳥瞰図
- 昔の風景写真が飛び出す!「フォトモ」
- 今と昔が一目で分かる「天若今昔マップ」
- かめおか団栗団消しゴム版画グッズ展(8月3日より)
とのことです。ではさっそく見ていきましょう。エントランスの階段の壁面には、「ひよしぬりえワークショップ」の作品がずらっと展示されています。来場者のみなさんの、日吉をモチーフにした「ぬり絵」の作品が順番に掲示されているとか。
こちらは日吉ダム建設によって消えた7つの村の鳥瞰図です。色鮮やかによみがえる村の景色、先日発売になった天若湖アートプロジェクトのガイドブックにも掲載されていた絵です!
こちらは天若の里の人全員の母校、沢田集落にあった天若小学校の模型。実物の1/100サイズで精巧に作られています。
銀杏の大木は、水位の低い夏になると、今でも姿を現します。
こちらは、水没集落の復元模型。ちょうど、天若の小学校のある辺りですね。
今と昔が一目で分かる「天若今昔マップ」。写真のあちらとこちらで、今の風景(モノクロ)と過去の風景(カラー)がひとめで分かります。
私としてはこれが一番おもしろかった、"昔の風景写真が飛び出す!「フォトモ」"。写真家の新保隆久さんの作品がなんと立体写真に!どうやって作ったんだろう、と不思議な気がします。
今年の天若湖アートプロジェクトは8月9日までの開催。やっと梅雨も明け、この調子でいくと、メインイベントの、湖面にかつての村の夜景を蘇らせる「あかりがつなぐ記憶」も無事に行えることでしょう。
京都市内からのバスツアーも申し込み受付中とのことです。ぜひ今週末は日吉ダム、天若湖へお越しください!
(H)