2009/05/30
筏流しのための河況調査が新聞で紹介されました!
先日実施した、筏流しの復活に向けた河況調査を翌朝の京都新聞で紹介していただきました。
筏流し 恒例行事に 保津川復活連絡協
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009052800069&genre=L1&area=K40都への物流を支えた筏(いかだ)流しを丹波の恒例イベントにしようと、昨年発足した「保津川筏復活プロジェクト連絡協議会」のメンバーが、桂川一帯での筏流し再現を計画している。27日には、メンバーたちが亀岡、南丹市境の上桂川統合堰(とうごうぜき)から保津川下り乗船場(亀岡市保津町)までをゴムボートで下り、筏の航行ルートを調査した。
同協議会は昨年9月、約60年ぶりに保津川の筏流しを再現。元筏士から聞き取りを重ね、六連の筏を組んで保津川下り乗船場から約2キロを下った。
筏流しは、1940年代までは現在の京都市右京区京北から切り出した木を桂川の流れに乗せていたという。川にダムや堰が設けられた今、全行程の再現はできないが、地域の伝統や技を後世に伝えていく可能性を探ろうと調査を実施した。
この日は、同協議会を構成するNPO法人(特定非営利活動法人)プロジェクト保津川や府、亀岡市文化資料館などのスタッフ11人が参加。ゴムボート班と地上班に分かれ、上桂川統合堰から下流約7キロを調べた。水量が少なく、ボートを人力で引っ張る区間もあったが、水深や川幅などを確かめながら約3時間かけて川を下った。
同協議会は今年も9月に筏流しイベントを予定しており、今後、南丹市内の日吉ダム-上桂川統合堰間についても調査する。
(京都新聞 2009年5月28日朝刊)
亀岡だけではなく、上流から下流までをつなぐ筏流しや舟運の復活。単なる一過性のイベントではなく、流域の文化を伝え、川の環境を考える、そんな息の長い取り組みを続けていきたい、と考えています。今後にこうご期待を!
(H)