2011/08/25
保津川下りとトロッコ列車に被災地のみなさんをご招待
被災地より亀岡市内へ避難されているお子さんとそのご家族が、篠町自治会まちつくり推進会の招待で保津川下りと嵯峨野トロッコ列車の旅を楽しまれました。
これは、ゴールデンウィークに行われた保津川・山本浜の「大こいのぼり」の会場で集まった募金を、有効に役立てよう、と篠町自治会や町つくり推進会のみなさんが企画され、保津川遊船企業組合や嵯峨野観光鉄道の協力も得て実現したものです。
慣れない土地に避難されているみなさんに、少しでも楽しい夏の思い出をプレゼントできたのではないでしょうか!
川下りに被災家族招待 トロッコ列車も
亀岡・篠町自治会、まちつくり推進会亀岡市篠町自治会と町つくり推進会が23日、東日本大震災で被災し、市内に避難している家族を保津川下りとトロッコ列車に招待した。福島と茨城両県から避難中の親子2組(計8人)が参加し、迫力ある川くだりや嵐山の散策を楽しんだ。
両会がゴールデンウィークに催したイベントで募った義援金を役立てようと企画。保津川遊船企業組合と嵯峨野観光鉄道の協力もあり、府の受け入れなどで市内で暮らす家族を招待した。
一行は保津川下りで嵐山へ向かい、食事などを楽しんだ後トロッコ列車に乗って亀岡市へ。子どもたちは、保津川の勢いや段差のある流れでしぶきを浴びながらスリルを楽しんだり、トロッコ嵯峨駅内にある鉄道模型を運転したりして、夏の一日を満喫した。
茨城県つくば市から避難し、3人の子どもと参加した近藤あやさん(34)は「父親が茨城に残っているため、子どもたちをつれて歩く機会が少なく、いい気分転換になった。真心を感じた。ありがたい」と話していた。
(京都新聞、2011年8月24日)