2010/03/05

第2回保津川かわまちづくり検討委員会を傍聴しました

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今日は、亀岡市の京都府南丹振興局で開催された第2回保津川かわまちづくり検討委員会を傍聴しました。

この委員会は、たびたび洪水を起こしてきた保津川の河川改修にあわせた「かわづくり」と、そして亀岡の「まちづくり」をあわせて考えていこう、と行われているもので、昨年末に第1回の委員会が開かれました。その後、2月の委員のみなさんによる現場見学を経て、今回の第2回の委員会となりました。

委員会資料や議事録など詳細については上記のサイトに随時公表されていますので、そちらをご覧ください。

今回の委員会で、私が個人的によかったなあ、と感じたのは、ある委員の方が、地元の川も遊歩道や自動車用の道路の設置も検討してほしい、とおっしゃったところ、別の学識経験者として参加されている委員の方が「亀岡ではその川にしか生息していないトンボや魚もいるので、生き物のことも十分に考えた議論を」と発言されました。それに対して、地元代表の委員の方は「それはまったく知りませんでした。ぜひ、地域を挙げて大切にしていきたいと思います。」とお答えになりました。

これまでの、多くの委員会などでもこの種の議論はもちろんなされているのですが、それはえてして対立的な議論になりがちでしたが、今日の議論では、まったくその逆で、お互いの発言をきちんと尊重し、敬意を持って議論をする、そういう場であったことをうれしく思いました。私も普段は傍聴者ではなく、委員という立場で多くの審議会などに参加させていただいていますが、いつもとは逆の立場で見ると、地域の議論に携わるときには気をつけないといけないのかな、と改めて思うこともあったりと、学ぶことも多々あった委員会でした。

ただ、あまりに大きなテーマについて、て各委員のみなさんもそれぞれの代表という、非常に大きなものを背負って参加されているからでしょうか、より突っ込んだ議論、という点ではまだまだ十分ではないと感じられたのもまた事実です。

しかし、私たちの保津川で、まずはこのようなさまざまな立場の人が参加して議論がなされるようになった、ということを評価したいですし、より実りのあるものになればいいな、と私たちも考えています。

トロッコ列車に年間30万人、保津川下りにも年間20万人、おそらくは日本で一番観光客が訪れる保津川、その保津川の未来を決める大事な委員会、これからも注目していきたいですね。

第2回保津川かわまちづくり検討委員会を傍聴しました」への2件のフィードバック

  1. お疲れさまでした。一歩ずつではあるかもしれませんが、より良い方向に進んでいければと思います。

  2. 昨日はありがとうございました。まだ小さな一歩、これからしっかりと進んでいければいいなぁ、と思えた一日でした!

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