2007/12/12

アル・ゴア氏ノーベル平和賞受賞記念「不都合な真実」 2日間限定特別上映が実施されます！

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今年のアカデミー賞2部門を受賞した映画「不都合な真実」。アル・ゴア氏のノーベル平和賞受賞を記念して、明日12月13日と明後日14日の2日間限定で、特別上映会が実施されます。京都ではTOHOシネマズ二条で実施されるこの上映会、なんと特別料金（500円）で鑑賞可能です！

（上のバナーをクリックすると、予告編を見ることが出来ます。映画をまだご覧になってない方は、ぜひ一度ご覧下さい）

日程：12月13日（木）、14日（金）の2日間
回数：1日1回
料金：500円
劇場：八千代、西新井、六本木、横浜、浜松、名古屋、二条、なんば、久山の9劇場

上映時間など詳しくは、各劇場公式サイトをご覧下さい。
http://futsugou.jp/theaters/index.html

今年のノーベル平和賞は、地球温暖化問題への世界的な関心を高めたことが評価され、アル・ゴア氏と、国連の「気候変動に関する政府間パネル（IPCC）」が共同で選ばれました。

【後退するヒマラヤ（東ネパール）の氷河　左：1978年　右1989年】

（写真提供：JCCCA Web::全国地球温暖化防止活動推進センター）

世界的な気候変動が現実の恐怖となりつつある地球温暖化問題。

もちろん、この保津川もその脅威と無縁ではありません。3年前の台風23号による洪水や、もはや常態化している夏の渇水。わが国でも今後、超大型台風や集中豪雨と旱魃という、相反する極端な天候に見舞われると予想されています。そうなると、保津川下りや農業用水だけではなく、私たちの生活用水も大きな影響を受けることは容易に予想できるでしょう。また、いうまでもなく保津川に生きる多くの生き物たちにとっても大きな脅威でもあります。

丹波地方でも近年多く見られる松枯れや稲の病気も、温暖化と無縁ではないといわれています。ほんの10年ほど前には、京都や亀岡でも、今よりももっともっと雪も積もりましたし、夏も今ほど暑くは無かったのを思い出してください。秋の霧も近年ではめっきり減ってしまいました。

【沖縄県　慶良間列島　阿嘉島周辺のサンゴ礁。左は1994年、右は海水温の上昇により白化（死滅）した同じ場所のサンゴ】

（写真提供：JCCCA Web::全国地球温暖化防止活動推進センター）

先行する欧米の温暖化対策に比べて、世界第4位の温室効果ガス大きく遅れているわが国の対策。もはや、省エネ技術が世界一というだけでは通じないのは明らかです。京都議定書で定められた「1990年レベルの排出量の6％削減を達成する」という目標ですら、逆に排出量が増加し、その実現があやぶまれているのが日本の現状です。ちなみに、もし約束を達成できない場合には、国際的に非常に大きなペナルティが待っています。

上のグラフをご覧下さい。過去1万年間の大気中の二酸化炭素濃度をあらわしています。20世紀に入って、急激に上昇しているのが分かります。

そしてこちらが、700～2100年までの気温変動のようす（過去の観測と将来の予測）を示すグラフ。このまま手をこまねいて、何もしなければ、100年後には地球の平均気温は6.4度上昇するといわれています。何とか頑張っても、1.1度は上昇してしまうとも言われています。たった、1.1度、でも年間平均気温が1度上がる、というのは、京都が九州の鹿児島くらい「暑くなってしまう」、ということです。

（画像提供：JCCCA Web::全国地球温暖化防止活動推進センター）

世界共通の問題であり、そして身近な脅威である地球温暖化問題に対して世界が初めて協力することを約束した「京都議定書」制定の地、この京都から、もう一度じっくりと考えてみませんか?

アル・ゴア氏は映画「不都合な真実」の中でこう述べています。