サルも祝う？保津川下りの春の開幕

 

保津川に観光シーズンの到来を告げる「保津川下り　春の開幕・川開き」イベントが今月10日、亀岡市の保津川遊船乗船場で開催されました。

当日は朝から雨が降る生憎の空模様になりましたが、会場となる乗船場には、大勢の乗船客と各関係者、またＴＶ、新聞社等のマスコミが多数詰めかけ、乗船場は一日、お祝いムードいっぱい盛り上がりでした。

開幕式は、朝9時から神主さんによる安全と商売繁盛を祈願する祭礼お祓いの儀から始まります。儀式には保津川遊船の組合員一同が船着場に集合し、川の神様へ挨拶ならびに祈願をするのが慣わしです。

式のあとは、恒例の開幕イベントに移ります。

今年の演目は、地元・保津保育園の園児達による和太鼓の演奏を皮切りに、プロの演歌歌手による‘保津川舟歌’の初お披露目、そして、毎年人気のよさこい踊りの華やかな舞が春の開幕に美しい花を添えて下さいました。

さらに、今年の超目玉イベント！と注目されたのが「爆笑！！浪花のサルまわし」です。

サルつかいのおじさんの軽快なテンポの愉快な語りとだだっ子サルの愛嬌いっぱいな掛け合いが、会場を爆笑の渦に巻き込みました。

離れた台から台へ飛び移る芸に、難関といわれる輪くぐり、しかもそれぞれの輪の直径が異なる３重輪のくぐりまで見事に成功させ、最後は約３ｍはあるパイプの頂上に登り自慢げに手を振るサルの芸に、会場は拍手の嵐！です。

そしてトリは「保津川のイメージソングも歌われている地元アーチストの「ワンス・モア・プリーズ」の登場！美しい歌声とハーモニ、生バンドの迫力ある演奏で会場のテンションも最高潮への登っていきます。

この盛り上がったテンションのまま、会場のお客さん方は、少し常水時より水量が多い保津川へ！

旭和太鼓の勢いのある太鼓の音を合図に春一番船が出航です！

威勢よく打ち鳴らす和太鼓の音を川いっぱいに響かせながら保津川下りの船は16km先の嵐山を目指し保津の急流へと舵を取って行きます。

出航時に降っていた小雨も途中から晴れ、今年もよい保津川下り「春の開幕」になったと思います。

いよいよ、今年も保津川下りのシーズンが始まりました。京都観光をさらに盛り上げていく為、今年も船頭一丸となって爽快感と迫力いっぱいの川下りを提供していく所存でありますので、「プロジェクト保津川」のブログをご覧の皆様、今年も“保津川下り”ならびに“プロジェクト保津川”をよろしくお願い致します。

プロジェクト保津川　豊田