2010/04/05

平の沢池の桜も満開です!

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以前にオニバスの群生地として紹介した、亀岡市馬路町・池尻の「平の沢池」のほとりでも桜が満開になりました。

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池の水面に浮かぶような桜もまた綺麗なものです。その後ろをスイスイと水鳥たちが泳いでいきます。

亀岡の桜、といえば七谷川が有名ですが、今日は平の沢池の桜を紹介しましょう。平の沢池は嵯峨の大沢、広沢の池と並んで「京の三沢」のひとつですが、ほかの2つほどは一般にはあまり知られていませんが、知る人ぞ知る、バードウォッチングの有名ポイントでもあります。今日もまだ、水鳥たちがたくさんいました。シベリアに渡るのをやめちゃったんでしょうかね??

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池の土手に、まるで池を囲むかのように植えられたソメイヨシノの並木も綺麗ですが、私はそれよりも池のそばの山の中にポツポツと咲いている山桜のほうが、華やかではないけれど楚々とした感じがして好きですね。

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ちいさな男の子がお父さんに手を引かれてお散歩中。小鳥たちのさえずりも聞こえて、なんとものどかな春の日です。

この平の沢池は口丹波でも最大級の池のひとつですが、その由来はあまり知られていません。この池、歴史は相当古く、造られたのは平安時代前期のこと。もともとは沼沢だったことから「平の沢池」と呼ばれるようになりました。それが現代のような形の「池」となったのは寛平3年(891年)のこと。当時、周辺を支配していた豪族が灌漑用の池として整備しました。ちなみに891年、というと宇多天皇が菅原道真らを登用して国政改革に着手した年だそうです。

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遠目に眺めてもよし、近くに見てもよし。

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池の周りの道路もご覧の通り、満開の桜並木です。

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路上駐車は事故のもと、お車でお越しの際は、トイレも併設された駐車場がありますので、ぜひこちらに停めてくださいね。公共交通機関ご利用の際は、JR亀岡駅から京都交通バス「池尻」下車すぐです。

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