2008/07/02

「嵐山の鵜飼」がはじまりました!今年は宮廷鵜飼に注目!

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京都・嵐山の夏の風物詩「嵐山の鵜飼」が今年も7月1日から始まりました。上の写真は、先日の保津川クリーン作戦の際に目撃した、鵜のトレーニング風景。今はすっかり一人前になっていることでしょう。

鵜飼は、古来から伝わる伝統漁法で、「古事記」や「万葉集」などにもその記述がみられます。8世紀初めには、鵜飼を職業とする鵜飼部(うかいべ)が
存在し、平安時代になると、天皇の膳をととのえる御厨子所(みずしどころ)に鵜飼がおかれ、桂川、保津川、宇治川全域で魚を鵜にとらせて献上していたそう
です。現在では「鵜飼」といえば岐阜の長良川が有名ですが、この嵐山・保津川の「鵜飼」も歴史は1000年前の平安時代にまでさかのぼる“由緒正しき鵜飼
”、保津峡には清和天皇が鵜飼を楽しんだという「鵜飼の浜」の名が残るなど、昔から夏の風物詩として親しまれてきました。

ちなみに鵜飼に使われるウは、保津川でもおなじみのカワウではなく、ウミウ。茨城県出身だそうです。

さて、今年の注目は源氏物語千年紀にちなみ鵜匠や船頭が白装束に扮する「平安王朝・宮廷鵜飼」の再現!平安貴族の雅な舟遊びを体験する事ができます。

「鵜飼」はかがり火の灯り下、風折鳥帽子に腰みのをした鵜匠が船上から海鵜を飼いならし操り、鮎など川魚を獲る古式漁法で、つながれた6羽の鵜が船
子(かじこ)のかいの音に反応して、身を上下に暴れながら水の中に潜って鮎など川魚を捕まえます。鵜匠は鵜が口に鮎をくわえたところで手綱を引き寄せ、喉
をつまむみ白く光るアユを吐き出させる漁法。

この「鵜飼舟」の模様は川岸からも観ることができますが、やっぱり近くで観たい方には嵐山通船の屋形船から見物するのがオススメです。太鼓の音を鳴
らしながら、かがり火を灯した鵜飼舟が三回ほど近付いて来てきてくれるので、かわいく愛嬌のある鵜が漁をする姿や鵜匠の手綱さばきも近くで観る事ができ、
幻想的でいにしえのムードたっぷりな川の魅力を堪能できると思います。

この夏、最高に贅沢な時間を演出したいなら、料亭の料理を運び込む「お料理船」をチャターして「鵜飼」を見物するのもいいでしょう。

私は是非「宮廷鵜飼」を見学したいと思っています!

プロジェクト保津川 豊田


☆「嵐山の鵜飼」
 嵐山通船株式会社

期間:7月1日~9月15日
時間:7/1~8/31 19:00~21:00
    9/1~9/15 18:30~20:30
    大雨・増水・強風の場合は欠航。

乗合船:
 出船時間/午後7時 及び 8時 (7/1~8/31)
 午後6時半及び7時半(9月1日~9月15日)
 乗船時間1時間以内・食事持込不可
 大人/1,700円 子供(4歳~12歳)/850円
 浴衣着用の方に限り 大人/1,500円に割引。

貸切船:
 乗船時間2時間以内(予約制)・食事持込可
 10人乗り・・・40,000円
 14人乗り・・・48,000円
 20人乗り・・・70,000円

宮廷鵜飼:

 源氏物語千年紀記念 「平安王朝 復元宮廷鵜飼」
 出船時間/午後7時 及び8時 (7月1日~8月31日)
 午後6時半及び7時半(9月1日~9月15日)
 乗船時間1時間以内・食事持込不可
 大人/2,300円  子供(4歳~12歳)/1,150円
 乗船記念品「耳皿」(宮廷王朝復元箸置き)付

食事付き鵜飼見物船(貸切) :
 1人 6,500円  
 お食事+船料金(鵜飼見物)、消費税込み、飲物別途(持込可)
 予約は、10人以上で、5日前まで。
 団体割引なし。料理の内容が変わることがあり。
 鵜飼中止の場合は、食事の内容及び場所が変更になります。
 大雨・増水・強風の場合は欠航。

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